スキマバイトのタイミーはこのほど、グランドニッコー東京台場で「ホテル宴会サービススタッフ研修会」を開催した。グランドニッコー東京ベイ舞浜に続き2回目となった本研修会は、「聖餐（せいさん）」と呼ばれるフルコースサービスの提供ができるよう、身だしなみ研修などを含めた座学や実務研修を通し専門スキル学ぶもの。今回は計29名が参加し、参加者は実際に同ホテルの求人案件に募集した。

　グランドニッコー東京台場宴会サービス課アシスタントマネージャーの加島剛氏によると、同ホテルがスキマバイトの活用を始めたのは今年1月。これまで朝食スタッフやハウスキーピング、ベルボーイなどの募集をしてきたが、「宴会などの突発的なイベントは特に人員の確保が難しい」現状がある。スキマバイトの活用に関しては「最初は不安はあった」が、現在では毎月募集するほどだという。

　タイミーは18年8月にスキマバイトサービスを開始し、10月現在での累計ワーカー数は600万人を突破。8月にはレジャー業界の人手不足解消を目的にアソビューと業務提携を、10月にはニセコ町、倶知安町と町内の宿泊、観光業の人手不足解消を目的に包括連携協定を締結するなど、観光産業向けの取り組みが活発化している。