JALグループ、当期利益230億円の黒字 4~6月決算

  • 2023年8月1日

 JALグループが、第1四半期連結業績(2023年4月1日~6月30日)を取りまとめた。売上収益3814億円(前年同期比41.9%増)、EBIT313億円(前年同期差+589億円)、当期利益230億円(前年同期差+426億円)を記録し、第1四半期として4年ぶりにEBIT、当期利益ともに黒字を達成するとともに、19年度第1四半期比でも増収・増益となった。

 JALグループによると、フルサービスキャリア事業での国際旅客需要は、海外発需要に加え日本発需要も回復基調となり、旅客数前年比は2.2倍、収入は2.4倍となった。対して国内旅客需要は、すでにコロナ禍前と同水準の供給体制となっており、旅客数前年比は1.4倍、収入も1.4倍を記録した。

 LCCのZIPAIRは、6月から米国西海岸3路線目となるサンフランシスコ線を開設。海外発需要を中心に取り込み、座席利用率が向上した結果、旅客数前年比は4.6倍、収入は5.7倍と大幅な伸びを見せた。

 直近の取り組みとしてJALは、23年7月より羽田大連線新規就航を、24年夏スケジュールから羽田ドーハ線の新規就航を発表している。ZIPAIRでは、7月からマニラへの新規就航を開始した。