宿泊施設の客室清掃請け負う、KI・RA・RI片岡さんレフ君に聞く客室清掃の魅力
石川県で宿泊施設の客室清掃を請け負っている株式会社KI・RA・RI。今回、このKI・RA・RIさんから2名の方がインタビューを受けてくれました。ゴールドヘアで手際よく黙々と掃除をする片岡澄香さんと、母国の情勢を鑑み、ウクライナから叔母さんを頼って日本に来た、日本語覚えたてでシャイなレフ君(OKHRIMENKO LEV/オフリメンコ・レフ)。レフ君はまだ日本語が覚えたてなので、片岡さんがフォローしながらお話してくれました。個性溢れる2人のインタビューから現場の声を聞いてみました。
片岡澄香さん(以下敬称略) KI・RA・RIでは、約1年3ケ月働いています。その前に別の会社で約10ケ月働いていました。客室清掃のお仕事をやるきっかけは、地元は金沢なんですけど、以前は大阪で働いていました。いろいろな所で働いていたのですが、掃除をすることが多くて。それでコロナを機に金沢に戻って、掃除のお仕事をしようと決意しました。結構、もくもくと仕事をするのが好きなので自分には合ってるかなと思います。それと掃除するのも好きですし。常にお客様に心地よく使ってもらえたらと思って掃除はしています。
オフリメンコ・レフ君(以下敬称略) 2023年の2月に金沢に来ました。その時はまだ雪が降っていました。今はかなり暑いです(取材時は7月)が大丈夫です。ホテルの客室清掃の仕事は、初めてのことですが、全然大丈夫です。仕事は楽しいです。
レフ はい、日本文化は好きです。アニメも好きですけど、折り紙も大好きです。ただ日本の果物は高い。特にメロン、イチゴが高い。ウクライナは果物がとても安いので。日本食も大好きです。納豆も食べられますよ。この間は、すき家で牛丼を食べました!
レフ “栽培”という漢字です。
レフ 見た目がかっこいいから(笑)
片岡 私はベッドメイクが好きです。ベッドがぴしっと綺麗になった時が本当に気持ちいいんです。ベッドメイクはお宿さんによって、少し違いはありますが、大体、1つのホテルができれば、他のホテルもできると思います。ただ、ベッドメイクは体力を使うので、疲れますね(笑)。以前はビジネスホテルの客室清掃をやっていたんですけど、1日10部屋とか担当して。結構、疲れましたね。でもできる人は、1日15部屋とか担当する人もいますよ。
片岡 水回りの掃除も好きなんですけど、髪の毛とか細かいゴミが気になり過ぎてなかなか終わらないんです(笑)。家でも結構、細かいゴミとかが気になったりするんですよ。この仕事って、実は掃除好きはあんまり向いてないかなという気がしてます。掃除好きだと、気になる所が多くなって、仕事が終わらなくなっちゃうんです(笑)
レフ 僕は掃除機が好きです、簡単だから(笑)。ベッドメイクはたくさんやると本当に疲れます。今、アパートに一人暮らしですが、掃除はたまにします。ウクライナにいた時は自分ではほとんどしなかったですけど(笑)