那覇国際通りに新規開業した「Southwest Grand Hotel」、沖縄の新しい旅の形を提案
-オープンされて間もないですが、今一番気にかけていることは何でしょうか。
宮崎 まずは、ホテルとしてお客様に安心安全に居心地よく過ごしていただくためのオペレーションです。しっかりとサービスを行き届かせることが大切だと思っています。もう1回泊まっていただくためには、やはり人のサービスも含めて設備がちゃんと整っている必要があります。
未経験者のスタッフも多いですが、少しずつでもスキルを積み上げていく。スタッフと伴走しながら作り上げていくというのは大事にしたいと思っています。
-今後どのようになっていると、支配人として成功だと思われますか。
宮崎 リピーターであふれかえるホテルにしたいと思っています。稼働率の内訳として、リピーター率をどれだけ増やすかがポイント。沖縄にもう一度行きたいと思った時に、その目的地になるようなホテルが理想です。自宅に帰ったあとでも、「あのホテルよかったな」と思ってもらえるようなサービスが提供できればと考えています。
宿泊でいうと1年に1回、レストランでは県内の方に3ヶ月に1回ほど利用してもらえるようにしていきたい。4つの異なるレストランがありますので、異なるスタイルで4回利用していただけるのが強みだと思っています。
-最後に観光産業に従事されている読者へのメッセージをお願いします。
宮崎 沖縄というと戦争というイメージが強いですが、その前の時代の琉球にも注目していただきたいと思っています。日本や中国が鎖国していたとき、琉球は世界を相手に貿易をしていました。古来より各国からの客人を手厚く出迎えてきた琉球王朝。その心意気にならったサービスと、この土地ならではのミックスカルチャーを体現するしつらえ、伝統や風土の味わい。そのDNAは今でも息づいていると思います。私も、スタッフともに新たな沖縄の深さをお客様に伝えていきたい。そのうえで、那覇の街から、恩納村、離島まで楽しんでいただけるランドマークになるようなホテル作りを目指していきたいと考えています。
-ありがとうございました。