「BtoBのスペシャリストに」 エス・エム・アイとの統合も—ワールドコンパス社長根来勇人氏
航空会社GSA事業とランドオペレーター事業の2本柱で
世界で提携ネットワークの拡大に意欲
-アウトバウンドの回復はどのように予測していますか。
根来 2019年レベルに戻るにはもう少し時間がかかると思いますが、我々の新しい事業と展開により、ある程度の成長は見込めると予想しており、2023年度で70%ぐらいの回復を期待しており、2024年度には完全に回復できればと願っています。
BtoBのスペシャリストとして我々としても、旅行会社の皆様と連携して、海外旅行の気運を盛り上げていきたいと考えています。
-旅行業界は人材不足で苦しんでいます。事業の拡大を続けるワールドコンパスはどのように人材を確保しているのでしょうか。
根来 弊社も人材確保に苦労しています 。今後は人材確保のため収益を上げ、待遇の改善を第一と考え、更に、外国人人材を積極的に採用したいと考えています 。新たな事業展開については、経験豊富な人材を年齢問わず採用していく考えです。
-最後に今後の目標をお聞かせください。
根来 最終的な形は描けていませんが、永続的に 事業を進めたいと思っています。新たな事業展開をしながら、新たな目標を作って会社を成長させていきたいです。
「支点からぶれずに円を描く」文具のコンパス、「進むべき方向を示す」羅針盤のコンパスから社名を「ワールドコンパス」と名付けたように、常に変化していく経済·マーケット環境の中でも、しっかりとした理念のもとで一つ一つの事業を確立し、グループ会社も含む幅広い事業を重ねあわせながらビジネスの範囲を世界規模に拡大していきたいと考えています。
藤森 最近では、団体でも現地に直接ランドだけを頼む需要が増えるなど、幅広い需要が出ています。そのニーズに応えるうえで、現地に事務所があるのは強いと思います。ワールドコンパスと一緒になることで、クオリティでシェアを広めるとともに、ランドオペレーターの地位を上げていきたいと考えています。