2023年、観光業界は「再生」するのか、人材不足などの課題も-年頭所感(1)(協会、団体)
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)会長 多田計介氏
昨年は、全旅連全国大会が100回目(100周年)という記念すべき年を迎え、コロナ禍にもかかわらずたくさんのご来賓をお迎えし、無事開催できましたことは、沢山の方々のご協力、ご支援の賜物であり、改めてお礼申し上げます。また、このことを契機に新たな100年先を全旅連が一歩踏み出したことは、私にとって望外の喜びでもあります。新型コロナウイルスの波が繰り返される中で、「全国旅行支援」や「地域一体となった観光地の再生・観光……続きを読む
全日本ホテル連盟(ANHA)会長 清水嗣能氏
2022年を振り返ると、当連盟としては、創立50周年記念式典を開催したことが大きな節目でした。創立50周年を迎えるにあたり、我々は、自分たちだけのために集まっているのではなく、観光立国日本の実現と地域の発展に寄与することが、団体が存在する社会的意義であり、我々のミッションであるとしてMVVSを策定しました。いわゆる理念であり、宿泊業をとおして国の観光振興に役立つ存在になることを標榜しています。また、連盟の名称も…… 続きを読む
日本旅館協会会長 大西雅之氏
3年前、私たちはコロナ禍という未曾有の危機を迎え、今日まで長く厳しい環境に耐え忍び、必死に戦ってまいりました。年が明け、今年こそ暖かな春が来ることを願いながら、新たな気持ちで筆を執っています。昨年10月、入国者数の上限が撤廃され、全国旅行支援もスタートいたしました。いずれも我々が重ねて要望を行ってきたものであり、まさに念願がかなった瞬間でありました。各地域に少しずつにぎわいが戻り、旅行を楽しむ国内外からの……続きを読む
日本外航客船協会(JOPA)会長 遠藤弘之氏
昨年は引き続き新型コロナウイルスの影響を受けた一年となりました。そんな中、長らく運航を制限されていた世界のクルーズ客船は欧米を中心に運航再開が本格化し、ようやく明るい兆しが見えてきたところであります。日本では当協会加盟のクルーズ客船が国内の感染状況などにより、たびたび運航中止を余儀なくされました。感染防止対策は日々知見が集まるところであり、当協会では感染予防対策ガイドラインを見直しました。7月には……続きを読む
日本添乗サービス協会(TCSA)会長 三橋滋子氏
旅行会社が催行する国内外の旅行に同行し旅程を管理する添乗員を要請する事業を主たる業務にしている協会傘下の会員企業は昨年も本来の業務の回復が遅れ苦境に置かれました。新型コロナウィルス感染症の拡大及び長期化は観光業界に大きな影響を与え人々の国内外の観光に対する意識・価値観等に大きな変化をもたらせました。人々の移動が大幅に減少し当協会傘下の会員企業を取り巻く経営環境は厳しい状況が続きました。会員会社と深い……続きを読む