ペルー / 「非常事態宣言」発出に伴う影響-続報
先週2022年12月07日(水)にカスティージョ前大統領が罷免されたこと受け、ペルー全土でデモ抗議などが発生しておりますが、ペルー政府が暴動の鎮静化を目,
的とした「非常事態宣言」を発出したことで、少しずつ鎮静化に向かっております。
これを受け、クリスマスや年末年始のイベントやパーティー、コンサート、集会は予定通り実施してよいという発表がオタロラ防衛大臣よりありました。
ペルー政府の発表によりますと、現地時間本日2022年12月15日には警察に加え軍隊が出動したことで、市民団体との衝突や暴動、道路封鎖は少しずつ落ち着いており、民主的で平和的なデモ抗議が継続されております。また、道路封鎖により立ち往生を余儀なくされた市民や観光客の支援活動も行われました。
現地時間12月15日現在の影響について以下にお知らせいたします。なお、状況は流動的につき渡航の際は最新情報の入手が必要です。
■ 現地の状況
◎ 空港
引き続きリマ国際空港は通常通りですが、空港管理事務所(LAP)が再度、空港セキュリティに伴う規制を発表しております。
〔規制内容〕
1. 空港施設内には、搭乗券を持つ乗客のみが入場可能。
2. 駐車場での乗り降りは許可された車両のみ。
3. 出迎え・見送りは許可されたドライバーのみ。
一時閉鎖されておりましたクスコ空港は、現地時間明日12月16日にオープンし、フライトも再開される予定です。また、その他の空港も徐々に再開される見込みです。
アレキパ空港は設備改修工事のため、夜間のみフライトの運航が中止となります。
※リマ空港
https://www.lima-airport.com/en/comunicados/noticias/ver/comunicado-15-de-diciembre-2022
※ラタム航空
https://www.latamairlines.com/pe/es/prensa/comunicados/cancelamos-nuestra-operacion-desde-y-hacia-arequipa
◎ 道路
ペルー全土各地でデモ抗議が続いており数ヵ所で支障が出ておりますが、主要道路に関しては警察・軍隊が出動したことで、デモ抗議・行進中であっても車両の通行に支障が生じないよう交通整理が行われております。
ただし抗議活動の影響により、場所によっては渋滞などが発生しておりますので、移動の際は最新の交通情報を確認する必要があります。
※道路管理事務所「PROVIAS」
http://wsgcv.proviasnac.gob.pe/emergenciavial
◎ 列車
現地時間本日12月15日(木)も、クスコ~オリャンタイタンボ~マチュピチュ間の列車は運行を中止しております。なお、12月16日(金)の運行状況は発表されておりません。
◎ 観光施設
マチュピチュ遺跡を含む各遺跡・観光施設は、現地時間本日12月15日(木)も閉鎖されております。なお、12月16日(金)以降の再開についても現時点では未発表です。
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「非常事態宣言」は30日間となっておりますが、短縮・延長する可能性もあります。
新たな情報が入り次第、ご案内いたしますが、現在ペルーにご滞在中の方、またこれからペルーへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会