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フィンエアー、羽田線に新規就航、共同事業の乗り継ぎ需要に期待

  • 2022年11月2日
-欧州でのNDC導入状況と日本での展開の見通しは。
トゥルティアイネン氏

トゥルティアイネン NDCの導入はコロナ期間中に加速しました。エアラインにとってはテクノロジーの進化であり、お客様へのサービスの1つと考えています。大きな目標として、AYでは2025年を最後にGDSの利用を中止し、2026年から全てNDCへ移行したいという考えを持っています。

 NDCは今までのGDSではできなかった、テーラーメイドの旅を作るサポートをするテクノロジーだと考えています。欧州でもまだシェアとしてはそれほど大きくはありませんが、2026年の完全NDC化に向けて徐々に増えていくでしょう。マーケットや旅行会社からフィードバックを受けながら、より充実したものに変化させていきたいと考えています。

-日本でも同様の導入スケジュールを目指していくのでしょうか。

トゥルティアイネン 2026年の100%NDC化はグローバルとしてのターゲットではあるものの、それぞれのマーケットの様子を見て最終的な判断をしていきたいと思っています。

-旅行会社とのパートナーシップについてお聞かせください。

トゥルティアイネン 日本においての旅行会社との関係は大変重要です。正確なパーセンテージはお話しできませんが、日本マーケットでは旅行会社経由の取り引きがかなり大きなシェアを占めています。フィンランドでは直販のシェアが最も大きく、欧州も直販のチャネルに慣れてきていますが、アジアに関しては日本も含め旅行会社経由のシェアが最大です。日本マーケットでは引き続き旅行会社と協力し、旅行会社の求めるものに声に耳を傾けながら進んでいきたいと考えています。

 AYは来年創業100年を迎え、日本就航も40年になります。これまで築いてきた日本マーケットとの関係、そして日本に対するコミットメントについては非常に満足していますし、これからも継続していきたいと思っています。

-ありがとうございました。
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