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豪州、大規模キャンペーン正式発表、カンガルーの「ルビー」が魅力案内

  • 2022年10月20日

 オーストラリア政府観光局(TA)は10月21日、6年ぶりとなるグローバルでのブランドキャンペーンを日本でも正式に発表した。英語で「COME AND SAY G'day」、日本語では「『グッデイ!』ではじめよう、オーストラリア」がタグラインで、カンガルーのぬいぐるみのアニメーションキャラクター「ルビー」をブランドアンバサダーとして豪州各地の魅力を伝えていく。

高橋メアリージュンさんと梶裕貴さん

 この日公開したのはキャンペーンに合わせて制作したショートムービー「G'day」で、土産物店にいるルビーのもとに魔法使いのユニコーンであるルイが突然表れて始まる冒険の旅を9分間で描いたもの。映画「グレイテスト・ショーマン」で名を馳せたオーストラリア人のマイケル・グレイシー氏が監督を務めた。ルビーは温厚で親しみやすく遊び好きというオーストラリアの精神やホスピタリティを体現する存在で、ルイは海外からやってきた旅行者を象徴する。

 TA日本局長のデレック・ベインズ氏は発表会の冒頭、動画について「アニメーションキャラクターを用いてアイコニックな美しい風景とともに唯一無二の魅力を伝える」ものと説明。新ブランドアンバサダーであるルビーを通して「太古から存在する広大な大地を冒険する新しいストーリーを伝えたい」と意欲を語った。

 キャンペーンでは今後、日本など15の主要市場でこの動画を含めて各種広告やピーアール活動を展開。日本でも航空会社や旅行会社、州などの観光局と共同で需要を喚起していく。

 また、発表会には日本語版でルビーの吹き替えを担当したモデルの高橋メアリージュンさんと、ルイの声を担当した声優の梶裕貴さんも登場。収録の様子を紹介したほか、高橋さんは今回の起用をきっかけに訪豪し、梶さんも8年ほど前に旅行で訪れたことがあったといい、その際の写真やエピソードを披露した。

 初訪問となった高橋さんは、ブルーマウンテンズやシドニーを訪れたほかコアラやカンガルーとも触れ合ったが、一番記憶に残ったのは観光地もさることながらオイスターなど「何を食べても美味しい食事」だったとし「行かない理由がないくらい素敵な国」だとコメント。また梶さんも「(動画にも登場する)ウルルを間近で見て地球の歴史を感じたい」と語り、またカンガルーやコアラにも会えていないとして次回の訪問への期待を語った。