【ベトナム現地レポート】活気が戻るも物価高が懸念、教育レベル上昇で注目の教育旅行

  • 2022年9月21日

教育旅行素材

 教育旅行では、現地の学生と実際に交流するプログラムが一番重要ですが、最近ではSDGsの要素を取り入れる事が重要なポイントになっています。SDGsの17の目標からテーマを決めて現地企業や施設に訪問するケースが多いです。ベトナムでも生活が豊かになっていくにつれて、SDGsへの取り組みをおこなう企業も増えてきています。また日系企業でもSDGsに積極的に取り組んでいる企業も多数あり、教育旅行への協力企業をひとつ紹介します。

 「BINON CACAO PARK(ビノンカカオパーク)」は日本人オーナーが始めたカカオ農園で、カカオの栽培に最適と言われるベトナム南部の気候を生かして、自然環境に配慮した工程や現地の雇用を促進する事を積極的におこなうなどの取り組みをしています。ここで採れたカカオからチョコレートも作っており、日本では体験が難しいカカオ栽培の現場を学ぶ事も出来ます。行程や様々な問題を知ることで、今まで普通に食べていたチョコレートへの見方が変わるかもしれません。

(左)カカオの実、(右)BINONで作られたチョコレート

 ベトナム人の性格は真面目で勤勉さが特徴と言われており、見た目も含めて日本人と近い部分が多いのかもしれません。今後、ますますベトナムで教育旅行に訪れる学生たちが増えてベトナムと日本の相互の理解と交流につながる事を願っております。

 最後に小ネタを一つ。ベトナムに駐在してまだ2か月ですが、先日珍しい料理をいただきました。ベトナムの一部の地域で花を食べるという習慣から生まれた鍋だそうです。

今回のメニューの中に入っているのはスイレンの花、白胡蝶、カボチャの花

 確かにインスタ映えしそうなカラフルな鍋なのですが、実際食べてみて意外と味がちゃんとするんだなと感じました。花それぞれの味わいが楽しめます。市内にあるカフェで、弊社が企画するツアーのために特注で作っていただいたのですが、今後定番になって店のメニューにも入れていただけるそうで、ホーチミンにいらっしゃった際にはぜひ一度お試しください。

藤森博文
S.M.I. Travel Vietnam Co., Ltd.代表取締役
ベトナム駐在経験はまだ2か月の新米です。1994年にマレーシアにて海外ランドオペレーターの仕事を始めてシンガポール・タイなど合わせて21年間東南アジア暮らしでしたが、2015年以来日本で生活してきましたがコロナ禍で縮小してしまった海外の現場に復帰しました。