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【北京現地レポート】2023年までに国境開放へ、国内ではフライングディスクが空前のブーム

  • 2022年9月7日

 夏休みの半ば、北京の観光市場は上半期の低迷から回復しました。7月と比較すると、8月の観光市場は大幅に改善し、ホテル市場は2021年の同時期の80%まで回復し、夏の観光の1人当たり消費額も昨年より増加しました。上半期の新型コロナウイルスの影響で長距離旅行が停滞したため、夏休みに旅行が集中し、多くの観光客が休暇中に北京を訪れました。また北京の地元住民のほとんどは、省外での急な防疫政策の変更を心配しているため、地元で旅行することを選択しています。

夏休みで大混雑の万里の長城

夏は地元の親子消費が熱く、室内遊び場が大人気

 夏休みは親子旅行市場のハイライトの瞬間を迎えました。5月と6月に比べて、今年の夏の北京の親子旅行は大幅に改善されました。親子旅行の1人当たり消費額は、親子以外の家族のそれよりも50%近く高く、夏の親子旅行の1人当たり消費額も通常の親子旅行よりも高くなっています。上半期に家から出ることができず満たされなかった子連れ旅行の需要が夏休みに解放され、多くの家族が貴重な親子の時間に質の高いレジャーや休暇サービスを追求することを選択したことがわかります。

 特に今年の夏は珍しく40度を超える猛暑で、室内での親子遊びの需要が大幅に高まりました。夏休み以降「子どもの室内遊び場」の人気が急上昇し、利用者の7割近くが25歳から35歳の若い親たちとなっています。北京の多くの高級ホテルでは、屋内に滑り台、レゴ、オーシャンボール、その他の遊び道具を備えた子ども向けクラブを設置しています。夏休み中は、北京市内の親子連れが大半を占め、ホテルの稼働率は長期にわたり高水準で推移しました。

北京マリオット・ホテル昌平の子どもの室内遊び場

 博物館、ウォーターパーク、その他の夏の最も人気のある親子アクティビティに加えて、この夏、子どもたちがキャンプに行って教育を受ける「合宿教育」が流行っています。今年の合宿教育は、従来のスポーツ合宿に加えて、科学、人文科学、芸術などのテーマが充実しています。農作業や文化遺産のアクティビティ、野外映画など、さまざまなキャンプアクティビティを提供するキャンプも数多くあります。都会の子どもたちは、田んぼの楽しさを体験する機会があります。

北京郊外の子どもキャンプ場

 景勝地での親子テーマ体験に加え、近年では親子シーンを中心に、親子レストラン、親子ルーム、親子キャンプ、テーマパークなどの新商品が続々登場。しかし、サービスのクオリティが低く満足度も低い商品もしばしば見受けられました。親子部屋を例にとると、多くのホテルがこれを売りにしますが、子ども用の洗面台がない、子どもの安全を考えていない家具の設計などの問題があるかもしれません。親子旅行サービスを提供することは、効果的に消費を促進し、経済回復を刺激することができ、大きな発展の可能性を秘めています。ただし、現在の親子旅行商品には、内容とサービスに関して標準化されたガイダンスが必要です。

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