【台湾現地レポート】外国人観光客の受け入れ再開へ本腰、国内旅行も活発に
夏休みの到来
6月から新型コロナウイルスの流行による行動の制限が緩和され、夏休みの到来とともに、台中市のホテル予約率は7月中旬までに急激に上昇しました。谷関温泉、梨山景勝地、都市部などのホテルを含め、平日は50%近く、休日は80%ほど予約があります。台中市では7月中旬までに、ホテルの予約率が前月比2倍になりました。7月15日から、ホテル、交通とレストランのクーポンなどの観光補助活動が始まり、さらに予約率が再び上昇すると推定されています。
台中市の35の主要な観光スポットの観光客数から判断すると、22箇所で6月と比較して7月は業績が上昇しており、台中市の観光が7月に徐々に回復したことを示しています。
国際往来の再開に向けて
アウトバウンド観光に関しては、政策の段階的緩和に伴い、観光事業者は事業戦略を守りから攻めへと調整しています。日本は常に台湾人にとって最も人気のある旅行先であることを考えると、多くの旅行代理店は、日本の旅行市場が非常に大きな成長を遂げると予想しており、人員を大幅に拡大することにしました。また、アウトバウンド観光に加え、政策の緩和により台湾へのインバウンド観光客も増加すると予想されます。
そこで業界では、台湾を外国人観光客に人気の観光地にすることを期待して、積極的なアピールを行っています。台北市は、動物園へのナイトツアーなどの夜間観光活動を実施し、旅行者に特別な夜のレジャー体験を提供する予定です。また、国際的で大規模なファミリー向けのホットスポットとして河川を活性化し、淡水河と基隆河を観光スポットに発展させる計画です。
また、防疫の通常の実施を前提として、新型コロナウイルスの流行前に多くの国と地域からの乗客に適用されていたビザなしのポリシーを再開する予定です。