兵庫・大阪・京都、旅行業団体の連携策とは-「HOK連絡会」(2)
新規組合員増強にも効果 値付け使い勝手いい商品
−受入施設の間でもHOKのことはかなり知られるようになってきました。一番のメリットはどういったことでしょう。
森野 やはりスケールメリットです。これまで京旅協だけでは難しかった交渉がスムーズに進むようになり、いい条件を引き出しやすくなりました。
鈴木 現地受入施設に浸透してきたためか、当初よりA級旅館の参画が増えてきました。内容も魅力ある条件が多く、非常に販売しやすくなっています。OATAでは毎月1回支部会を開いていますが、受入施設の営業マンが支部会に来られて商品内容をPRされるので、より販売に拍車がかかる傾向にあります。
また先日、新規入会の方にまる得プランを説明したら非常に興味を持たれたので、新規入会にも活用できるかもしれないと思いました。
門田 兵旅協ではすでに入会するとマル得プランが使えますよ、と入会促進に活用させていただいています。
門田 基秀 さん
兵旅協理事長
(国際旅行)
森野 京旅協でも同じように新入会の組合員がすぐにまる得プランを活用するケースが目立ちますね。
鈴木 ある受入施設に問い合わせたら、京りょまる得プランの方がお得ですよ、と受入側からも言っていただけるようになってきました。当初はこちらからまる得プランを使いますと言わなければわからない状況でしたが、今は言わなくてもいいぐらい浸透してきたことを実感します。
谷口 施設によって料理や特典が違うので、商品として扱いやすい。料金を書いていないこともお客様への値付けがしやすく使い勝手がいいですね。
谷口 賢一 さん
京旅協副理事長
(京都交通社)
鈴木 受入側のメリットとしては、まだゼロにはなっていませんが、送客ができていない施設はほとんどないということです。参画していただいた受入施設には必ず送客するという姿勢は守りたいと思っています。
(次の記事)兵庫・大阪・京都、旅行業団体の連携策とは-「HOK連絡会」(3)
(前の記事)スケール兵庫・大阪・京都、旅行業団体の連携策とは-「HOK連絡会」(1)
情報提供:トラベルニュース社