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福島へ12万人送客 ANTA、第14回国内観光活性化フォーラム開催(1) 二階会長「地域経済の活性化を」

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は2月15日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで「第14回国内観光活性化フォーラムinふくしま」を開き、全国のANTA会員ら約1200人が参加した。4−12月に全国のANTA会員が福島県へ12万人を送客するキャンペーンを実施することを決めた。

 第14回国内観光活性化フォーラムinふくしまを契機に、東日本大震災から8年を迎えた福島県の魅力を全国に発信し、東北地方が一丸となって国内観光の活性化、地方創生に役立つ観光地づくりを図ることを開催目的に掲げた。東北地方で開催したのは第7回大会に続いて9年ぶり2回目となった。

 郡山市立郡山第五中学校合唱部のコーラスでスタートしたフォーラムは、ANTA福島県支部長で地元実行委員会の紺野平委員長が開会を宣言。二階会長はANTA会員にこう呼びかけた。

 「東日本大震災後の2011年9月に震災からの観光復興支援に関する決議を採択した。その後、正確な情報の提供、風評被害の発生防止、送客支援、東北産の食材の積極的な使用などを全国5600社の会員が力を合わせて取り組んできた」

 「全国のANTA会員が一体となってこれまで培ってきた長年の経験と英知を結集して力を発揮したい。観光の発展が震災からの復興、地域経済の活性化につながるとの確信をもって奮起して取り組もう。観光が明るくなれば、世の中は必ず明るくなる」

 次いで観光庁の田端浩長官の基調講演、福島県の内堀雅雄知事、郡山市の吉崎賢介副市長があいさつした。

 このうち内堀知事は「今回のフォーラム開催は当県の観光の魅力を磨き上げる好機であり、フォーラムで得られた成果を観光振興につなげたい。当県の食、絶景、歴史、温泉を堪能していただき、お戻りになられたら当県の現状を友人や知人に伝えてほしい」と要請した。

(トラベルニュースat 19年2月25日号)

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情報提供:トラベルニュース社