JTBとビームス、共同で国内旅行商品開発、第1弾は天草
▽9月までに共同開発商品を発売、訪日客も視野に
今後は、まずはJTBの既存の天草旅行商品について、ビームスが旅行先での楽しみ方などを提案。その後はパッケージツアーの共同開発に取り組み、9月までにエースJTBの新商品を発売する。JTBによれば取扱人数などの目標は設定していないが、情報に敏感な「トレンドリーダー」をターゲットにするという。
そのほかには着地型旅行商品や体験素材などの開発、団体旅行「AユニットJTB」の商品展開なども進める予定。大谷氏は「訪日旅行の取り組みも同時に実施したい」と語り、「サンライズツアー」や訪日旅行予約サイト「JAPANiCAN.com」においても活用を検討している旨を話した。
4月26日には特設ウェブサイト「BEAMS in 九州」を開設し、観光地や店舗などの情報発信を開始。第1弾の天草については、ビームスの社員やモデルなど3名による旅行記や動画、小山薫堂さんによる「天草おすすめスポット」などを掲載する。ウェブサイトからはJTBのウェブサイトへの動線を設けて、旅行商品の販売拡大にもつなげる。
そのほかにはタブロイド紙の「LIFE IS A JOURNEY. 九州と天草。」も刊行。写真家の若木信吾さんが写真と文章で天草を紹介するもので、ビームスの各店舗やJTB首都圏の「トラベルゲート新宿」で配布する。このほか、新宿のセレクトショップ「BEAMS JAPAN」で、5月28日まで「大天草物産展」を実施する。