全日空が組織改正、営業推進本部も改編へ

  • 2012年3月26日

▽「プロモーション室」

 「プロモーション室」は、自社メディア、マスメディア、ソーシャルメディアをおりまぜた統合型のコミュニケーションと顧客化促進、社内外の営業サポート機能を集約。「プロモーション室」の下には「マーケットコミュニケーション部」「ロイヤリティマーケティング部」「営業サポート企画部」の3部を置く。

 「マーケットコミュニケーション部」は、WEB販売部と宣伝部の機能を移管するもので、これに伴ってWEB販売部と宣伝部は廃止。「ロイヤリティマーケティング部」は顧客マーケティング部を改称するもの。また、「営業サポート企画部」には人材開発部の人材開発機能を移管し、人材開発部は廃止する。


▽「営業センター」

 「営業センター」では、日本と海外での営業機能を一元的に管理し、時代に合った合理的、効率的な営業体制を構築するという。具体的には、業務部の契約管理機能を移管して「業務室」を新設するとともに、既存の日本販売室を「販売計画室」に改称して設置。また、国内外の各支店も「営業センター」の下に配置する。米州室には路線開設に合わせ、「シアトル支店」を新設する。

 また、マーケティング戦略の具現化に向け、販売計画策定や販売活動の促進、対外折衝、情報収集機能も集約し、旅行会社や法人などにおける販売力強化もはかる。

 このほか、アジアマーケティング準備室を「アジアマーケティング室」に改称。「アジアマーケティング室」は、アジアにおける旅客販売とマーケティング業務の営業統括機能とサポート機能を担うもの。アジア地区におけるJVのコアメンバーとして各種の調整に参画して、JVの効果の最大化をはかるための統括機能も担う。

 これに合わせて、香港支店を中国統括室の下から「営業センター」の下に改変。これもJV効果の最大化をねらったもので、「アジアマーケティング室」のマーケティング業務とサポート機能の下に置くという。


▽組織図
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