社内情報共有・現場の可視化によって進む、旅館のおもてなし
2回目の投稿になります、株式会社陣屋コネクトです。
今回は元湯陣屋がお客さまへのさらなるおもてなしを追求すべく導入された「RECAIUS™(リカイアス)」の仕組みについてご紹介させていただきます。
音声を瞬時にスタッフ間で共有するとともに、聞き逃しの防止や振り返りを可能にし、会話の記録をすべて「データ化」「見える化」します。
スタッフのコミュニケーションで現場情報の可視化が進み、多彩で細やかな“おもてなし”を実現し、高レベルな顧客サービスが、新たな価値を創出することできます。
【どんなシステム?】
「RECAIUS™」とは東芝が開発したコミュニケーションAIで、話しことばでも精度よく認識する音声認識サービスと、肉声感の高い自然な音声を安定して生成する音声合成サービスを集結した、高品質な音声認識・音声合成エンジンのクラウドサービスです。
スタッフが携帯しているタブレット端末に、インカムを通して発話すると、その声がクラウド上のRECAIUS™に送られ、音声認識技術によってテキストに自動変換。そのテキスト情報は自動的に社内SNSに表示されます。同時に、発話された声もタブレット端末に届くことで会話できるという仕組みです。もちろんRECAIUS™に送られた音声は録音され、そのままサーバー内に保管されており、いつでも聴き直しが可能です。
さらに詳しい内容はこちらから→陣屋コネクトジャーナル
【終わりに】
これまで捨てられていたトランシーバでのやり取りが貴重な情報として蓄積できるようになり、お客さまの期待を超える、さらなるおもてなしにつなげることができるようになったと感じています。他スタッフとの同時発話となってもきちんと情報を受け取ることができ、万一の場合は録音されている音声を聴き直すことで情報が適切に伝わるようになりました。実際にこれを利用している仲居さんからも「トランシーバも不要になり、お客さまに対しても違和感なくご対応できますし、コミュニケーションロスが大幅に減ったと感じます。音声自体も以前に比べてクリアになり、入力の手間が省けるためコミュニケーションも円滑になりました」と高評価です。