ケアンズ国際空港をマスター【おすすめスポット&過ごし方】
ケアンズ空港|基本情報
海と山に囲まれ、自然豊かな港町のケアンズ。その玄関口として知られるのが、ケアンズ国際空港です。年間約360万人の利用者を誇る空港は、ターミナルが2つと小規模ながらも、世界中から多くの旅行者が訪れます。
ケアンズ国際空港の基本情報は、以下のとおりです。
正式名称・略称 | ケアンズ国際空港 |
所在地 | |
ターミナル数 | 2 |
就航している主な航空会社 | ヴァージン・オーストラリア、ジェットスター航空、カンタス航空など |
日本からの主なアクセス方法 | 直行便|約7時間 |
現在、東京からケアンズへは直行便が運航されています。所要時間は、約7時間前後を目安にしてください。
主要航空会社における閑散期・繁忙期の平均価格帯は、以下のとおりです。
フライトスケジュール|往路 | 成田20:05ケアンズ4:25+1 |
フライトスケジュール|復路 | ケアンズ12:00-成田18:30 |
金額(閑散期) | 65,800円 |
金額(繁忙期) | 145,290円 |
ケアンズ空港|市街地やホテルへのアクセス方法
ケアンズ空港から市街地やホテルへの移動手段は、シャトルバスやタクシーがあります。長時間のフライト後なので、スムーズに移動できるように移動手段を選択しておきましょう。
\ タクシー /
ケアンズ空港から市街地への主要な交通手段は、タクシーです。ターミナルのすぐ目の前にタクシー乗り場があり、到着便の時刻に合わせてタクシーが停まっています。
また、Uberタクシーも充実しています。アプリで呼べて便利なうえ、個人タクシーよりも安く済むことが多いです。
所要時間 | 約10~20分 |
運行時間 | 24時間 |
料金 | 個人タクシー:約30~35AUD(約3,240円) Uberタクシー:約20~30AUD(約2,450円) |
\ シャトルバス /
シャトルバスは、比較的安価な移動手段です。空港内にチケット販売カウンターがあり、到着ロビーを出ると目の前に乗り場があるので、迷わず利用できます。
複数のホテルに停車するため、目的地によっては時間がかかる場合もあります。
所要時間 | 約10~20分 |
運行時間 | 朝5:30~深夜12:30 |
料金 | 19.30AUD(約1,895円) |
ケアンズ空港|各ターミナルの基本情報
ケアンズ国際空港は、2つのターミナルで構成されています。空港をスムーズに利用するために、各ターミナルの特徴を把握しておきましょう。
ケアンズ空港|第1ターミナル
第1ターミナルは、国際線が発着するターミナルです。19か所のチェックインカウンターがあり、エールフランスやエミレーツ航空、ニュージーランド航空など、世界各国の航空会社が発着しています。
また、第1ターミナルには、税関で払戻しを受けられる「TRSカウンター」が設置されています。1店舗で300AUD以上の買い物をした際は、レシートと商品を携えて利用しましょう。
ケアンズ空港|第2ターミナル
第2ターミナルは、国内線専用のターミナルです。オーストラリアは広大な国土を持つため、シドニーやメルボルン、ゴールドコーストなど、国内各地からケアンズへの空の便が頻繁に運航されています。
しかし、利用客が多いにも関わらず、ターミナルは1階建てのコンパクトな建物です。そのため、チェックインカウンターが混雑することがあります。時間に余裕を持って手続きを進めるのがおすすめです。
日本語を話すスタッフが常駐しているため、手続き中に困ったことがあれば、遠慮なく声をかけてみてください。
ケアンズ空港|ターミナル間の移動方法
ケアンズ空港内のターミナル間は、約450mの屋根付き通路で結ばれています。所要時間は徒歩約10分、天候に左右されることなく快適に移動できます。
ケアンズ空港|空港ラウンジの活用方法
ケアンズ空港には、複数のラウンジがあります。海外旅行では出国手続きなどに時間がかかるため、遅くても搭乗時刻の2時間前を目安に、余裕を持って空港に到着することが一般的です。
そんな待ち時間を有効に過ごすために、空港ラウンジが重宝します。ケアンズ空港で快適な時間を過ごすために、各ラウンジの活用方法を把握しておきましょう。
ファーストクラスやビジネスクラスでの搭乗予定の方は、空港ラウンジを利用できる可能性が高いです。どのラウンジを利用できるかについては、航空会社に直接お問い合わせください。
ここでは、各空港ラウンジのご紹介します。
Reef Lounge・第1ターミナル・出発ロビー2階
「Reef Lounge」は、国際線(第1ターミナル)の2階、出発ロビー内にあるラウンジです。2024年4月のリニューアルオープン後、カンタス航空およびジェットスター航空のビジネスクラスを利用の乗客が利用できます。
営業時間は、毎日4:30〜15:00。ラウンジ内にワークスペースやプリンター、シャワーブースなどを完備。また、チーズやサラミ、ホットサンドなどの軽食、オーストラリア産のビールなども充実しています。
ラウンジの空き状況に応じて、ラウンジパスでの利用も可能です。料金は利用日や時間帯によって異なるので、購入を検討している方はラウンジへお問い合わせください。また、航空会社ラウンジのため、クレジットカードの付帯サービスはありません。
QANTAS Club Lounge・第2ターミナル・出発ロビー1階
「QANTAS Club Lounge」は、国内線(第2ターミナル)の1階、出発ロビー内にあるラウンジです。ラウンジは、カンタスクラブ会員、カンタス航空やジェットスター航空、エミレーツ航空や日本航空などのワンワールドアライアンス加盟航空会社のビジネスクラス、ファーストクラスの乗客が利用できます。
ラウンジ内にプリンターやシャワーブース、キッズエリアなどがあります。温かいスープやサラダバー、ホットサンドなどの軽食を味わいながら過ごせるところも魅力です。
ラウンジの空き状況に応じて、ラウンジパスでの利用も可能です。料金は利用日や時間帯によって異なるので、購入を検討している方はラウンジへお問い合わせください。また、航空会社ラウンジのため、クレジットカードの付帯サービスはありません。
営業時間は、以下のとおりです。
- 日曜日|05:55~最終便まで
- その他の曜日|4:30〜最終便まで
ケアンズ空港|空港内施設を活用しよう
ケアンズ空港は、ショッピングやグルメなども楽しめる空港です。また、さまざまな空港内施設を上手に活用して、滞在時間を有意義に過ごせます。
ここでは、空港内の施設とおすすめのショップ、お土産、レストラン、カフェをご紹介します。
ケアンズ空港|ショップ・お土産をご紹介
各ターミナルには、多くのショップが出店しています。出国ゲートを通過すると戻れないため、出国手続き前に空港内の散策を楽しみましょう。
日本でもお馴染みのショップをはじめ、世界各国のブランドやケアンズのお土産を扱うショップも充実しています。
\ ショップ|Australian Way /
第1ターミナル(国際線)の出発ラウンジにある「Australian Way」は、オーストラリアの文化と自然を感じられる商品が満載のショップです。カンガルー革製品や羊革製品、アボリジニのブーメラン、UGGブーツなど、オーストラリアでしか手に入らないお土産が見つかります。
すべての商品には「Made in Australia」のロゴが付いており、オーストラリア製の品質が保証されています。
営業時間|フライトのある時間中
\ ショップ|The Cairns Store /
「The Cairns Store」は、第2ターミナル(国内線)の出発ロビーにあります。
カンガルーやコアラのぬいぐるみ、地元スポーツチームのユニフォームなど、ケアンズならではのお土産が揃っています。地元で作られたお菓子は、家族や友人へのお土産にぴったり。クイーンズランド州のお土産は、ぜひこちらで探してみてください。
営業時間|フライトのある時間中
\ ショップ|Relay /
第2ターミナルの出発ロビーにある、「Relay」は、空港内唯一の書店です。
雑誌や新聞のほか、地元のガイドブックなども取り揃えられているので、旅のお土産として購入するのもおすすめ。また、店内には軽食やドリンクも販売しており、ちょっとした休憩にも便利です。
書店が少ないケアンズでは、地元住民の方もわざわざ足を運ぶ人気のスポットです。
\ お土産|WONDAREE /
「WONDAREE」は、ケアンズ近郊のマカダミアナッツ農園です。ハワイのイメージが強いマカダミアナッツですが、実はオーストラリアが原産国。ナチュラルやハニーローストなど、さまざまなフレーバーのマカダミアナッツを栽培しています。
特に、ワサビとローストはビールのおつまみにぴったり。オーストラリアならではの味わいをぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。
\ お土産|Thursday Plantation /
「Thursday Plantation」は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にあるティーツリー農園です。ティーツリーオイルやユーカリオイルは、オーストラリアの家庭で広く愛用されています。
ティーツリーオイルはニキビケアなどスキンケアに、ユーカリオイルは掃除やアロマテラピーなど、幅広い用途で利用されています。
\ お土産|Mariani /
「Mariani」は、オーストラリアの有名なビーフジャーキーメーカーです。ビーフジャーキーは、オーストラリアが発祥の地とも言われています。
ビーフだけでなく、カンガルーやエミュー、クロコダイルなど、ユニークな素材のジャーキーも販売されています。日本ではあまり見かけないため、お土産にぴったりです。ただし、航空機への持ち込みには制限があるため、検査証明書が付いている商品を選ぶようにしましょう。
ケアンズ空港|レストラン・カフェをご紹介
ケアンズ空港には、出発までの時間をゆっくり過ごせるレストランや軽食を楽しめるカフェが揃っています。旅の締めくくりにオーストラリア料理を堪能したり、時間がない方はサンドウィッチやドリンクをテイクアウトするのもおすすめです。
\ カフェ|Waddi Specialty Coffee /
「Waddi Specialty Coffee」は、第1ターミナル(国際線)の到着ロビーにあるカフェです。美味しいコーヒーやドーナツなど、軽食を楽しめます。
店内には、オーストラリアの先住民のアーティストの作品が飾られており、一息つきながら、オーストラリアの文化に触れられるところも魅力。
Waddi Specialty Coffeeは、オーストラリアの先住民の家族が経営する企業で、売り上げの一部はアボリジニの慈善団体に寄付されています。
営業時間|フライトのある時間中
\ レストラン|Hungry Jack's /
第2ターミナル(国内線)の出発ロビーにある「Hungry Jack's」は、オーストラリアで有名なハンバーガーチェーンです。
オーストラリア産の牛肉100%のパティを使ったジューシーなハンバーガーをはじめ、地元で丁寧に焙煎された香り豊かなコーヒーなど、バラエティ豊かなメニューを楽しめます。
営業時間|フライトのある時間中
\ レストラン|Oporto /
第2ターミナル(国内線)の出発ロビーにある「Oporto」は、オーストラリア国内で有名なハンバーガーチェーンです。ケアンズ空港にケアンズ初出店し、地元の人々からも注目されています。
オーストラリア産100%の鶏肉をじっくり焼き上げたポルトガル風グリルチキンや、特製のチリソースは、オポルトならではの味。鶏肉は、動物保護団体「RSPCA」が認める高品質の国産品のみを使用しています。
営業時間|フライトのある時間中
ケアンズ空港|両替所の設置場所
ケアンズ空港の両替所は、外貨両替専門企業「Travelex」など4つの企業が開設しています。両替レートと手数料は、市内のほうが有利な場合が多いため、空港では最低限の両替にとどめておくのがおすすめです。
バスやタクシーに乗るときに現金を必要とする場面があるため、5〜20AUDの紙幣を両替しておきましょう。
営業時間は、以下のとおりです。
- Travelex (第1・第2ターミナル、出発・到着ロビー)|7:00~22:00
- Global Exchange (第1ターミナル到着ロビー)|24時間営業
- ANZ Bank (第1ターミナル出発ロビー)|フライトの発着に合わせて営業
- Commonwealth Bank (第1ターミナル出発ロビー)|フライトの発着に合わせて営業
ケアンズ空港|無料Wi-Fiの接続方法・注意点
ケアンズ空港では、時間内であれば無料でWi-Fi利用ができます。快適にインターネットを利用するために、事前に接続方法や注意点を確認しましょう。
\ 無料Wi-Fiの接続方法 /
- Wi-Fi設定画面を開き「Airport Free Wifi」を選択
- 画面に表示される利用規約を読み、同意する
- 「完了」をタップ
\ 無料Wi-Fiの制限時間 /
第1ターミナル(国際線)では最大1時間、第2ターミナル(国内線)では最大30分まで無料でWi-Fiを利用できます。12時間ごとにリセットされ、再び無料で利用可能になります。
利用可能時間と追加料金は、以下のとおりです。
利用可能時間 | 料金 |
1時間(60MBまで) | 3AUD(約290円) |
24時間(160MBまで) | 6AUD(約590円) |
7日間(1.2GBまで) | 30AUD(約2,940円) |
\ 無料Wi-Fiの注意点 /
無料Wi-Fiは、手軽に利用できるというメリットがありますが、セキュリティや接続の安定性が懸念されるというデメリットもあります。重要なデータの通信やオンラインバンキングなどの利用は、セキュリティ面から避けることをおすすめします。
「機内モード」をON、「モバイルデータ通信」と「データローミング」をOFFに設定しておきましょう。海外用の定額プランなどに加入していない場合、高額な通信料が発生する可能性があります。
ケアンズ空港|SIMカード購入場所・購入方法
SIMカードとは、携帯電話やスマートフォンでインターネット通信を行うために必要な小型のICチップです。SIMカードをスマートフォンに挿入することで、通信会社と繋がり、電話やインターネットを利用できるようになります。
ケアンズ空港の第1ターミナル1階に位置する到着ロビー隅のカウンターもしくは出国待合スペースにて、OptusやTelstra、VodafoneのSIMカードを購入することができます。SIMカードの購入には、パスポートが必要です。
ケアンズ空港|荷物預かり設置場所・料金・注意点
ケアンズ空港には、第1ターミナルと第2ターミナルそれぞれに荷物預かりサービスが設置されています。また、第2ターミナルの駐車場キオスク横のロッカーも利用可能。荷物を預けて身軽に空港散策をしたい方や、乗り継ぎ時間に荷物を預けたい方におすすめです。
第1ターミナル
- 営業時間|4:00~22:00
第2ターミナル
- 営業時間|24時間
- 場所|第2ターミナルの駐車場キオスク
ロッカー
- 営業時間|24時間
- 場所|第2ターミナルの駐車場キオスク横
- 料金(小)|3時間以内:6AUD(約580円)/3~24時間:10AUD(約960円)
- 料金(中)|3時間以内:8AUD(約770円)/3~24時間:12AUD(約1,150円)
- 料金(大)|3時間以内:10AUD(約960円)/3~24時間:14AUD(約1,340円)
注意事項
- 貴重品や壊れやすいものは、預けないでください。また、荷物の破損や盗難については、補償されない場合があります。
- 手荷物預かりサービスを利用する場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。
ケアンズ空港|医療機関・救急外来情報まとめ
ケアンズ空港では、万が一の事態に備え、医療支援などの緊急対応ができるスタッフが常駐しています。
もしも、空港内で体調が崩れた場合は、空港の職員に相談し、加入している海外旅行保険会社に連絡して医療機関の斡旋を依頼するなど、適切な対応を取ってください。また、海外旅行保険に加入しておくことは、万が一に備えるために重要です。
ケアンズ空港|空港からアクセスしやすいホテル2選
ケアンズ空港は、ケアンズ市街から約8km離れた場所に位置しています。早朝や深夜のフライトでは、市街までの移動が不安という方も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、空港近郊のホテルです。
ここでは、ケアンズ空港からアクセスしやすいホテル2選をご紹介します。早朝・深夜のフライトを予定している方、乗り継ぎでゆっくり休みたい方はぜひ参考にしてみてください。
ケアンズ シェリダン ホテルは、ケアンズ空港から車で約5分の場所に位置するホテルです。フロントデスクは24時間対応なので、フライト時間に合わせて荷物を預けやすいのも大きなメリット。
客室はホワイトと木目調を基調としたナチュラルな雰囲気で、スパバス付きのスイートルームも取り揃えられています。また、ホテル内に併設されているレストランでは、6:30から9:30まで朝食ビュッフェを楽しめます。
ホテルのWi-Fiは1日あたり900MBまで無料、超過分については別途料金が発生します。ホテルでインターネットを頻繁に使いたい方は、SIMカードやレンタルWi-Fiの利用もおすすめです。
住所 | |
アクセス | ケアンズ空港から車で5分 |
ケアンズハーバーサイドホテルは、ケアンズ空港から車で約6分の場所に位置するホテルです。ホテルからのシャトルバスサービスや24時間対応のフロントデスクがあるので、早朝便や深夜便の利用でも安心。徒歩圏内には24時間営業のパイショップや、朝6時から開いているカフェが多数あり、ハンバーガーやワッフルなど、さまざまな朝食を楽しめます。
全173室の客室からは、マウンテンビューやガーデンビュー、オーシャンビューなど、ざまざまな絶景を望めるのも嬉しいポイントです。
住所 | |
アクセス | ケアンズ空港から車で6分 |
空港滞在を満喫!施設を余すことなく活用しよう
本記事では、ケアンズ空港のアクセス方法やラウンジ、ショップ、レストランなどの情報をご紹介しました。フライトの待ち時間や早朝・深夜の到着時、ケアンズ空港を第2の拠点として活用することで、より快適で充実した旅を満喫することができます。
ケアンズには、魅力的な観光スポットがたくさんあります。こちらの記事では、ケアンズの観光スポットをご紹介していますので、参考にしてみてください!
【2024】ケアンズ旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット15選
今回ご紹介した情報を参考に、ケアンズ空港滞在を存分にお楽しみください!