【2024】9日間 (7泊9日) で巡るイギリス周遊モデルコース!
イギリスはこんな場所!
イギリスは、首都をロンドンに置くヨーロッパの島国です。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北部アイルランドからなっている連合国で、地域によって異なる文化が発展しています。イギリス王室は約1000年に及ぶ長い歴史を持っており、格式のある由緒正しい国家です。
首都ロンドンをはじめとしてエディンバラ、ウィンダミアなど、さまざまな観光地が点在しています。城や宮殿なども多く、歴史好き、建築好きにはたまらない旅行先です!
イギリス観光をする時のポイント
イギリスの気候は、北部と南部で大きく異なります。ロンドンを含む南部は比較的温暖な気候ですが、エディンバラを含む北部は冬に氷点下まで気温が下がり、雪や雹(ひょう)が常に降っています。特に冬季は日照時間も短いため、観光のベストシーズンは気温の高い5〜9月頃です。
イギリスは全土に隈なく路線があるため、長距離の移動は鉄道が便利です。また、市街地では地下鉄やバス、タクシーなどが主な交通手段で、目的地に合わせて使い分けることができます。
イギリスで絶対行きたい!9日間 (7泊9日) 観光モデルコース
イギリスは、市街地の伝統的な街並みから地方の豊かな自然までさまざまな景観、アクティビティを楽しむことができます。今回は、エディンバラから湖水地方を周り、最後に市街地ロンドンを観光する7泊9日のモデルコースをご紹介します。
移動しやすく、イギリスの魅力を満遍なく堪能できるコースです。移動方法や滞在場所まで記載しているので、海外旅行初心者の方もぜひ参考にしてみてください!
1日目| 羽田-エディンバラ
1日目は羽田空港を出発し、ロンドンを経由してエディンバラまで移動します。8時50分の飛行機に乗り、現地時間で20時ごろに到着する予定です。合計で12時間を超えるフライトになるため、クッションやネックピローなど、機内を快適に過ごす準備をしておくのをおすすめします。
日本とイギリスは9時間の時差があるため、到着してすぐにホテルにチェックインし就寝できるようにすると時差ぼけを予防できます。
2日目| エディンバラ観光(エディンバラ泊)
スコットランドの首都エディンバラは、イギリス国内ではロンドンに次ぐ人気を持つ観光地です。エディンバラ城をはじめとした建築や古風で落ち着いた街並みからは、長い歴史と伝統の重みを感じることができます。
エディンバラは海や山に囲まれているため、気候が変わりやすくなっています。雨風が急に強くなることもあるので、外を出歩く際は雨具の用意をしておきましょう。
▶︎エディンバラ城
エディンバラのランドマーク、エディンバラ城は1000年を超える歴史を持つ城です。長い間戦争などによる破壊と修復を繰り返してきた経歴があり、城壁や崖を見るとかつての戦火を感じ取ることができます。
城を探索するツアーでは、かつての砲台や牢獄、スコットランド王家の財宝などを見ることができます。全て実際に使われていたものであり、それぞれの解説なども聞けるため、歴史好きの方には特におすすめです。
また、エディンバラ城を含めた街全体の景観は歴史的、文化的価値から世界遺産に登録されています。迫力のある古城から風情ある城下町まで楽しめるため、エディンバラ観光では外せないスポットです。
スポット名 | エディンバラ城 |
住所 | |
アクセス | エディンバラ空港からAirport Expressで40分 |
料金 | 19ポンド(約3,900円) |
▶︎ロイヤルマイル
ロイヤルマイルは、エディンバラ城の麓から続いている、エディンバラで最も有名な大通りです。世界遺産に登録されている市街の一部で、古風な街並みの中にさまざまなショップやカフェが立ち並んでいます。石造りの建造物に囲まれており、まるで中世にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
スコットランドの文化を深く知れるスポットでもあり、スコティッシュウィスキーの専門店やストリートのバグパイプ奏者など、他の国では見れないようなものが揃っています。イギリスらしい二階建てのバスや赤い電話ボックスなどもあり、歩いているだけでも楽しめること間違いなしです。
また、夜になると雰囲気は一転し、パブなどに向かう客が目立つようになります。伝統のお酒や料理を嗜むことができるため、興味のある方は一度立ち寄ってみてください!
スポット名 | ロイヤルマイル |
住所 | |
アクセス | エディンバラ空港からAirport Expressで40分 |
3日目| エディンバラ→湖水地方へ移動(ウィンダミア泊)
エディンバラから湖水地方ウィンダミアまでは、鉄道で約2時間半ほどの移動です。ウィンダミアには、湖水地方で最大のウィンダミア湖をはじめとした美しい景観が広がっており、自然を楽しむのにベストなスポットです。
大きなウィンダミア湖を囲うようにさまざまな観光地が点在しています。水上でのアクティビティはもちろん、森林や草原の中で休んだり、伝統の文化に触れたりと、多様な過ごし方があります。
▶︎ウィンダミア湖
ウィンダミア湖は全長約18kmにも及ぶ巨大な湖で、イギリス最大の自然湖です。湖の周りには緑の自然や村があり、美しい景観を眺めることができます。
ウィンダミア湖と周辺の地方は「ピーターラビット」の舞台となったことでも知られています。作者ビアトリクス・ポターがこの地方を気に入り、晩年を過ごしたほど穏やかで壮観な土地です。原作のファンの方はぜひ一度足を運び、物語の中の世界を体感してみてください!
浅瀬で遊泳したり、クルーズで湖から外の景色を眺めたりなど、楽しみ方はさまざまです。好みに合わせたアクティビティで自然を満喫できます。
スポット名 | ウィンダミア湖 |
住所 | |
アクセス | ウィンダミア駅から徒歩13分 |
▶︎ザ・ワールド・オブ・ビクトリアスポター
ザ・ワールド・オブ・ビクトリアスポターは、ウィンダミアの地で生まれた人気作「ピーターラビット」の作者ベアトリクス・ポターに関する展示がある施設です。物語中の描写や作者が実際にみていた景色などが再現されており、ファン必見の観光スポットです。
館内には、実物大のピーターラビットのセットや物語を模したティールームなどがあります。登場するキャラクターたちが目の前で遊んだり、掃除をしたりしており、愛らしい姿に魅了されること間違いなしです。
全ての解説や音声の日本語版が用意されているため、英語が苦手という方でも余すことなく楽しめます。出口付近にはギフトショップもあるので、お土産としてインテリアやぬいぐるみなどを購入することができます!
スポット名 | ザ・ワールド・オブ・ビクトリアスポター |
住所 | Crag Brow, Bowness-on-Windermere, Windermere LA23 3BX, United Kingdom |
アクセス | ウィンダミア駅からバスで10分 |
4日目|湖水地方観光(ウィンダミア泊)
ウィンダミア2日目は、イギリスの歴史と文化について学び、体験しましょう。ウィンダミア湖周辺の地域で伝統となっている船造りに関する博物館やアーツアンドクラフト時代の建築を巡り、当時の生活の様子を知ることができます。
基本的な移動は全てタクシーになるため、待ち時間を減らすためにも、前日からホテルで予約しておくことをおすすめします。また、観光地間の距離はそれほど離れていないため、時間に余裕のある方、景観を楽しみながら散歩したい方は、徒歩で移動してみるのもいいでしょう。
▶︎蒸気船博物館
蒸気船博物館は、ウィンダミア地方の200年を超える工船の歴史についての展示がある博物館です。長い歴史の中で変遷してきた道具や装備などが並んでおり、技術の発展の全容を知ることができます。
波止場には、手漕ぎボートからカヌー、モーターボートまで時代を超えた多種多様な船が展示されており、多くの観光客を惹きつけています。館内にはカフェも併設されており、ウィンダミア湖の景色を眺めながら優雅な食事を楽しむことも可能です。
4月から10月の期間は、実際にボートに乗ってウィンダミア湖を探索する遺産ボートツアーも開催されています。時期によって他にもさまざまなワークショップやイベントが用意されているので、ホームページから確認してみてください!
スポット名 | 蒸気船博物館 |
住所 | Jetty Museum, Rayrigg Rd, Bowness-on-Windermere, Windermere LA23 1BN, United Kingdom |
アクセス | ウィンダミア駅からタクシーで6分 |
料金 | 12ポンド(約2,400円) |
▶︎ブラックウェル館
ブラックウェル館は、著名な建築家ベイリー・スコットによって建てられた別荘です。産業革命時代に起きたアーツ&クラフト運動の最中に建築され、運動の中で生まれたものとしては最高傑作であると言われています。文化的な価値の高さから、イギリスの重要建築遺産に登録され、保護されています。
格式高い城のような外装もさることながら、遊び心溢れる内装も大きな魅力の1つです。余暇を過ごすことを目的として作られた建築であるため、館内には質の高いインテリアや装飾を用いています。
また、室内には木材を使用している部分が多いため、日本家屋のようなシンプルで落ち着くデザインになっています。窓から見える草原や湖もおすすめのポイントです!
スポット名 | ブラックウェル館 |
住所 | Blackwell - the Arts & Crafts house, Bowness-on-Windermere, Windermere LA23 3JT, United Kingdom |
アクセス | ウィンダミア駅からタクシーで8分 |
料金 | 19ポンド(約3,600円) |
5日目| 湖水地方→コッツウォルズへ移動(コッツウォルズ泊)
コッツウォルズへは、電車やバスを乗り継いで約5時間の移動になります。車窓から見える穏やかな風景を楽しみながら長い道のりを旅します。乗り継ぎが多いため、道中の気になるスポットや乗り換え場所などがあれば、事前に時間と場所を調べておいた方が安心です。
コッツウォルズは美しい景観で知られており、古風な民家と自然が融合した小さな村が点在しています。村の中にあるホテルもあるので、気になる方は利用してみてください!
▶︎バイベリー村
バイベリー村は、コッツウォルズ内で最も高い人気を誇る村で、毎年多くの観光客が訪れています。野原や花々などの豊かな自然の中に伝統的なレンガ造りの民家が立ち並び、まるで御伽噺の世界のような風景です。また、イギリスの詩人、ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と賞賛したことでも知られています。
特に人気なのは、村の中にある郵便局です。ポストカードやお菓子、雑貨などさまざまな商品を取り扱っており、お土産を買うのにぴったりです。郵便局の向かいには、穏やかに流れるコルン川やフォトスポットであるアーリントン・ロウなどがあるので、訪れた際はぜひ足を運んでみてください!
スポット名 | バイベリー村 |
住所 | |
アクセス | コッツウォルズからタクシーで12分 |
6日目| コッツウォルズ→ロンドンへ移動(ロンドン泊)
コッツウォルズからロンドンへは電車、バスで約3時間の移動になります。車であれば約2時間ほどで移動できるため、時間を優先したい方や乗り換えが不安という方は、タクシーの利用をおすすめします。
ロンドン初日は、王道の観光地を巡るコースです。バッキンガム宮殿や大英博物館は伝統を重んじるイギリスの文化がよくわかるスポットになっており、観光には欠かせません。
▶︎バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿は、300年以上の歴史を持つ宮殿で、ロンドンのランドマークとして多くの観光客が訪れています。美しく、広々とした庭園に囲まれており、現在でも王族の公邸として使われている稀少な建造物です。
ヴィクトリア女王の記念碑や荘厳な正門など、見どころ満載ですが、中でも毎日午前11時ごろに行われる衛兵交代式は必見。衛兵交代式は、赤と黒の正装に身を包んだ衛兵が楽器を演奏しながら行進する、華麗で迫力満点なパフォーマンスです。いくつかの連隊に分かれた兵士が規律正しく動き、王室の伝統と威厳を目の当たりにすることができます。
時期によっては、大砲を使ったセレモニーや内装の一般公開などのイベントが開催されています。気になる方は、ぜひ期間に合わせて訪れてみてください!
スポット名 | バッキンガム宮殿 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Green Park駅から徒歩10分 |
▶︎大英博物館
大英博物館は、言わずと知れた大人気観光スポットで、世界でも最大規模の博物館です。800万点を超える芸術品や骨董品を取り揃えており、エジプトやギリシアから中国まで広い文化や歴史を学ぶことができます。
圧倒的な所蔵数の中には、ナポレオンが持ち帰ったロゼッタストーンやイースター島のモアイ像などが含まれています。日本の品もいくつか展示されており、掛け軸や器などが有名です。
大英博物館に入場する際は、手荷物の検査を受けます。スーツケースなどの持ち込みはできないため、事前にホテルに預けるか、施設内のロッカーを利用しましょう。また、場所によっては撮影や飲食が禁止されていいるので、標識や係員の指示に注意してください。
スポット名 | 大英博物館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Holborn駅から徒歩10分 |
料金 | 入場無料 |
7日目| ロンドン観光(ロンドン泊)
ロンドン滞在2日目は、イギリスの穴場スポットを巡りましょう。世界最高の劇作家であるシェイクスピアの劇や、映画のモデルとなったレドンホールマーケットを訪れ、実際に体験することで英国文化への理解を深めることができます。
鑑賞やショッピングは現地の人々も同じように楽しんでいるため、コミュニケーションをとってみるのもいい経験になるでしょう。ロンドン宿泊の最終日を、思う存分満喫してください!
▶︎シェイクスピア・グローブ座
シェイクスピア・グローブ座は、かつてシェイクスピアの劇が演じられた劇場を模して再建した施設です。ビクトリア時代の様式である、舞台を中心とした円形の客席が大きな特徴で、当時と同じ状態、同じ景色で演劇を鑑賞することができます。
現在でもシェイクスピア作品を中心としたさまざまな演劇が披露されており、多くの人で賑わっています。マイクやスピーカーを使用しないため、楽器の演奏や演者の声を直接聞くことができ、迫力満点です。
また、劇場見学ツアーやシェイクスピアの歩みを学ぶことのできるツアーも開催されています。ホームページでは、上演スケジュールやツアー情報、チケット予約などを確認することが可能です。ぜひ訪れて、シェイクスピア戯曲の世界を存分に味わってください。
スポット名 | シェイクスピア・グローブ座 |
住所 | |
アクセス | バスターミナルSouthwark bridgeから徒歩5分 |
▶︎レドンホール・マーケット
レドンホール・マーケットは、国内でも有数の長い歴史を持つ市場です。屋根付きのアーケードになっており、レストランやブランドショップなど、さまざまな店舗が立ち並んでいます。入口からまるで異世界のような煌びやかさを持っており、照明や建物、屋根に至るまで豪華な装飾が施されています。
映画ハリーポッターの撮影に使われたことでも知られており、聖地巡礼として訪れるファンも少なくありません。映画を鑑賞した後で、好きなシーンと同じ景色を探してみるという楽しみ方もできます。
また、クリスマスなどのイベントの際は、一層豪華な飾り付けをして市場全体がテーマパークのような雰囲気になります。日本では見ることのできない光景なので、ぜひ一度足を運んでみてください!
スポット名 | レドンホール・マーケット |
住所 | |
アクセス | バス停St Mary Axeから徒歩5分 |
8日目|ロンドン発(機中泊)
ロンドンからは13時発の飛行機に乗り、日本時間で10時55分頃に羽田に到着します。ロンドン市街地から空港までは電車で約30分ほどかかるため、時間に余裕を持って出発することをおすすめします。
搭乗時刻までは、英国最大のヒースロー空港内を散策しましょう。空港のターミナル内は、お土産やグルメなど多数の店舗があります。最後のロンドン滞在を悔いのないように満喫してください!
▶︎ヒースロー空港
ヒースロー空港は、イギリス国内で最大の空港で、ヨーロッパの玄関口として知られています。国際線の利用者数は世界トップクラスで、アジアやアメリカなどさまざまな国の航空機が往来します。
ブリティッシュ・エアウェイズの発着があるターミナル5は、世界最高のターミナルとして選出された経験があるほど有名です。ブランドの免税店のラインナップが充実しているのに加えて、ハリーポッター、ファンタスティックビーストの専門店などがあり、お土産選びには最適なスポットです。
空港内にはラウンジやカフェがあるので、イギリス最後の食事を取ることもできます。イギリス旅行最後の思い出として、ショッピングやグルメを満喫してください!
スポット名 | ヒースロー空港 |
住所 | |
アクセス | ロンドン市街地から電車で30分 |
9日目|日本着
長いイギリスでの旅も終わり、日本へと帰国します。ヒースロー空港から羽田空港までは、約12時間に及ぶフライトです。時差ぼけで体調を崩さないよう、十分な睡眠時間を確保しましょう。
お土産や記念の購入品など、往路よりも手荷物が多くなっているため、しっかりと手荷物の確認をするようにしてください。帰国の際にも、入国の審査や検疫を行います。デジタルでできるものも増えているため、事前に調べてスムーズに帰国できるようにしましょう。
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プラン名 | 価格帯 |
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英国が持つ深い歴史と文化を堪能しよう!
イギリスは、豊かな自然と歴史の中で培われた独自の文化が融合した他にはない観光地です。慌ただしい社会を離れ、地方の湖や森林に癒されるもよし、市街地で大衆文化に触れるもよし、さまざまな楽しみ方ができます。
また、映画や小説などエンターテイメント文化の発信地でもあるイギリスは、物語のファンが集まる聖地にもなっています。事前に好きなものを調べて、追体験できるというのも大きな魅力の一つです。
ぜひ、本記事で紹介した周遊ルートを参考に、旅行のプランを立ててみてください!