台湾旅行5泊6日モデルコース!観光スポットの見どころも解説
台湾はこんな場所!
台湾は、日本から約2,200km離れた東アジアに位置する島国です。九州とほぼ同じ広さの国土には、雄大な山脈が南北に走り、豊かな自然が広がっています。オランダ、スペイン、日本、中国など様々な国々に統治されてきた歴史を持つ台湾は、多様な文化と建築様式が融合した独特な魅力を持つ国です。
台湾は、年間を通して温暖で湿度が高いのが特徴。日本よりも温暖ですが、四季があり冬には冷え込むこともあります。南北に長い国土のため、地域によって気温差が大きく、北部と南部では5度近く異なる場合もあるため、周遊の際には服装に注意が必要です。
台湾観光をする時のポイント!
台湾の主要都市間を移動するには、高速鉄道、鉄道、バスの3つの主要な手段があります。
台湾高速鉄道は、台湾を南北に貫く高速鉄道です。台北と高雄を最短約1時間30分で結ぶなど、高速かつ快適な移動が可能。台湾鉄道は、高速鉄道よりも速度は劣りますが、比較的安価に移動できます。台北から高雄間の移動は約4時間です。バスは、台湾国内のあらゆる場所を網羅しています。最も安価な交通手段ですが、移動時間は長くなります。
台湾には日本とは異なる、独自のマナー・ルールが存在します。例えば、地下鉄内での飲食は禁止されており、屋内での喫煙も基本的に禁止です。現地でトラブルを起こさないためにも、マナー・ルールは必ず守りましょう。
初めての台湾旅行におすすめのモデルコースはこちら!
初めて台湾を周遊するなら、5泊6日で台北と地方都市を巡るコースがおすすめ。周遊旅行では、都市間の移動を効率よく行えるルートを設定することが大切です。
ここでは、5泊6日の台湾周遊旅行のモデルコースを紹介します。このモデルコースは、効率的な移動ルートと定番の観光スポット、そしてご当地グルメを満喫できる内容になっています。ぜひご自身の旅行プランの参考にしてみてください。
Day 1: 台北市内|初日 - 出国
1日目は、東京から台北へ約4時間のフライトで移動します。直行便が運航しており、海外旅行の中でも短時間で到着できるため、移動日も台北観光を満喫できます。
午前に出発すると午後には台湾に到着できるので、ホテルのフロントに荷物を預けたら、早速台湾の街に繰り出しましょう。夕食は、台湾旅行の醍醐味ともいえる夜市での食事がおすすめです。
▶行天宮(ギョウテングウ):台北松山空港からバスで約10分(No. 109, Section 2, Minquan E Rd, Zhongshan District, Taipei City, 台湾 10491)
行天宮は、日本でも有名な関生帝君(関羽)を祀る台湾最大の廟宇です。台湾の商人や経営者から厚い信仰を集め、商売繁盛にご利益があるパワースポットとして知られています。
行天宮の正面には、鮮やかな朱色の大門と力強い龍の彫刻が施されているところが見どころ。内部の装飾も非常に豪華で、天井には金色の龍や鳳凰が描かれ、壁には色鮮やかな絵画が飾られています。
行天宮には、関生帝君をはじめ、五聖と呼ばれる神々が祀られています。それぞれのご利益があるので、参拝前に確認しておきましょう。参拝の仕方は日本とは異なりますが、参拝方法を説明した写真付きの案内板が設置されています。
スポット名 | 行天宮(ギョウテングウ) |
アクセス | 台北松山空港からバスで約10分 |
▶士林夜市(シーリンイェスー):行天宮からバスで約20分〜30分(No. 101, Jihe Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111)
士林夜市は、台北を訪れるなら絶対に外せないスポットです。台北最大の夜市として知られる士林夜市は、活気に満ちた雰囲気と数え切れないほどの屋台グルメで、世界中の観光客を魅了し続けています。
夜市を散策すれば、台湾を代表するグルメがずらりと並びます。定番の小籠包や胡椒餅はもちろん、牡蠣入りのオムレツや巨大なフライドチキンなど、ユニークな台湾グルメも楽しめるのが魅力です。
夜市は19時頃から21時頃にかけて特に混雑します。貴重品は肌身離さず持ち歩き、スリなどの被害には十分注意してください。
スポット名 | 士林夜市(シーリンイェスー) |
アクセス | 行天宮からバスで約20分〜30分 |
Day 2: 九份|宿泊先:台北(台北からバスで約1時間〜1時間30分)
2日目は、映画「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われている九份を訪れましょう。日本でも人気の観光地として知られる九份は、レトロな建物が並ぶノスタルジックな街並みが魅力です。九份は、どこを切り取っても絵になるフォトジェニックなスポットが満載。特に、阿妹茶酒楼や阿柑姨芋圆などの路地裏は、映画のワンシーンのような雰囲気を味わえます。
日が暮れて夜になると、九份は幻想的な雰囲気に一変します。赤い提灯の灯りが街並みを照らし出し、昼とは異なる表情を見せてくれます。
九份は、台北からバスで約1時間半とアクセスも良好です。他の日程と比べて移動時間が短いため、余裕を持ったスケジュールを組むことができます。
▶九份老街(ジョウフェンラオジェ):瑞芳駅からバスで約20分(Jishan St, Ruifang District, New Taipei City, 台湾 224)
九份観光のメインスポットとなるのが、九份老街です。山間部の傾斜地にひっそりと佇む九份老街は、日本統治時代の面影を残す建築物が軒を連ね、路地裏には提灯が灯り、幻想的な世界が広がります。
九份老街は、グルメやお土産屋が立ち並ぶ場所です。タロイモ団子や草餅などの台湾スイーツを味わったり、雑貨やアクセサリーなどのショッピングを楽しんだり、食べ歩きやショッピングをしながら、九份の魅力を存分に満喫しましょう。
九份老街は、坂道が多く、階段を上り下りする必要があります。そのため、歩きやすい服装で訪れるのがおすすめです。
スポット名 | 九份老街(ジョウフェンラオジェ) |
アクセス | 瑞芳駅からバスで約20分 |
▶阿妹茶楼(アーメイチャーロウ):九份老街から徒歩で約6分(224 台湾 New Taipei City, Ruifang District, 市下巷20號)
台湾屈指の茶館として名高い阿妹茶楼は、お茶を堪能するだけでなく、美しい景観と歴史を感じられるスポットとしても人気を集めています。木造の日本建築様式で建てられた店内は、まるでタイムスリップしたような雰囲気を味わえるスポットです。
阿妹茶楼では、台湾各地から厳選された茶葉が用意されています。烏龍茶や高山茶、東方美人茶など、様々な種類の茶葉を味わうことができます。また、茶葉の購入も可能なので、お土産にも最適です。
スポット名 | 阿妹茶楼(アーメイチャーロウ) |
アクセス | 九份老街から徒歩で約6分 |
Day 3: 台中|宿泊先:台中(台北から高速鉄道で約1時間)
3日目は、台湾第二の都市である台中を訪れます。台中は、美術館や博物館などの文化的スポットが充実していることで知られている街です。
台中には、室内でじっくりと芸術鑑賞を楽しめる美術館や博物館だけでなく、街中に点在する屋外のアートスポットも存在します。芸術鑑賞で感性を満たした後は、台中の美味しいスイーツで糖分補給しましょう。台中はスイーツの種類が豊富なので、お好みのスイーツを見つけてみてください。
3日目と4日目は朝の移動時間が長いので、早めにホテルに戻って休息を取るようにしましょう。台中には、マッサージ店やスパなどリラックスできる施設もたくさんあるので、旅の疲れを癒すのに最適です。
▶彩虹眷村(レインボー ビラージュ):高速鉄道台中駅からバスで約15分(408 台湾 Taichung City, Nantun District, 春安路56巷25號)
彩虹眷村はは、エリア全体が芸術公園となった、台湾屈指のフォトジェニックスポットです。色鮮やかな絵で彩られた建物や壁面は、まるで絵本の世界に入り込んだようなユニークな空間を演出しています。
もともとは、国共内戦で大陸から台湾へ渡ってきた元軍人とその家族が暮らしていた軍人村だった彩虹眷村。2000年頃に再開発のため取り壊される予定でしたが、地元住民である黄永阜(ホアン・イェンフー)氏が壁や地面などに描いた絵が評判を呼び、芸術作品として注目を集めるようになりました。
台中駅からは、バスやタクシーでアクセスできます。タクシーを利用する場合は、料金の高い違法タクシーもあるため、必ず正規のタクシー乗り場から乗車するようにしましょう。
スポット名 | 彩虹眷村(レインボー ビラージュ) |
アクセス | 台中駅から地下鉄とバスで約30分 |
▶宮原眼科:彩虹眷村からバスで約45分(No. 20號, Zhongshan Rd, Central District, Taichung City, 台湾 400)
宮原眼科は、台湾スイーツを堪能できる台中の人気スポットです。元眼科医院をリノベーションした建物は、レトロな雰囲気漂う魅力的な空間となっています。
宮原眼科の名物は、豊富なトッピングから選べるアイスクリームと、外はサクサク、中はしっとりとしたパイナップルケーキです。
アイスクリームやパイナップルケーキ以外にも、月餅やまんじゅうなどの伝統的な台湾スイーツも充実しています。老若男女問わず、幅広い世代の方に楽しめるデザートが揃っているところもポイントです。
スポット名 | 宮原眼科 |
アクセス | 彩虹眷村からバスで約45分 |
Day 4: 台南|宿泊先:台南(台中から鉄道で約2時間〜2時間30分)
4日目は、台湾最古の都市であり、歴史的な建造物や街並みが特徴的な古都台南を訪れましょう。台南は「台湾の京都」とも呼ばれ、レトロな魅力あふれる街並みが魅力です。
「美食の街」としても知られており、台湾料理の様々なバリエーションを楽しむことができます。小吃と呼ばれる屋台料理から、本格的な台湾料理まで、台南グルメを存分に堪能してみてください。
台南市内を移動する際は、バスが便利です。しかし、天気が良ければレンタサイクルを利用するのもおすすめ。レンタサイクルで台南の街並みを眺めながら、風を感じて走る爽快感を味わってみてはいかがでしょうか。
▶赤崁楼(セッカンロウ):台南駅からバスで約10分(Jishan St, Ruifang District, New Taipei City, 台湾 224)
赤崁楼は、台南のシンボルとも呼ばれている古跡です。1653年にオランダ人によって建てられた城塞は、かつては「プロヴィンティア城」と呼ばれていました。その後、鄭成功が台湾を征服した際に「東都承天府」と改名され、台湾における最高行政機関として機能しました。
長い歴史の中で幾度となく改修を重ねてきたため、現在の姿は中国風の建築様式が強く表れています。しかし、城壁の一部にはオランダ時代のレンガ造りの部分が残っており、当時の面影を垣間見ることができるので、注目してみてください。
スポット名 | 赤崁楼(セッカンロウ) |
アクセス | 台南駅からバスで約10分/赤崁楼バス停から徒歩1分 |
料金 | 大人:70 TWD(約330円) |
▶安平古堡(アンペイコホ):赤崁楼からバスで約20分〜30分(No. 82, Guosheng Rd, Anping District, Tainan City, 台湾 708)
安平古堡は、台湾台南市にある古跡で、台湾最古の城塞として知られています。1624年にオランダ東インド会社によって築かれたゼーランディア城の遺跡であり、オランダ統治時代の面影を残す貴重な建造物です。
その後、1662年から鄭氏政権によって王城として利用されましたが、1683年に政権が崩壊すると荒廃に帰してしまいました。そして日本の統治時代を経て、第二次世界大戦後に修復され、現在の安平古堡という名称になりました。
安平古堡の城壁には、ガジュマルの木の根が絡みついている様子が見られます。ガジュマルの木は、長い年月をかけて城壁と一体化しており、安平古堡のシンボルとなっています。
スポット名 | 安平古堡(アンペイコホ) |
アクセス | 台南駅からバスで約10分/赤崁楼バス停から徒歩1分 |
料金 | 大人:70 TWD(約330円) |
Day 5: 高雄|宿泊先:高雄(台南から鉄道で約30分〜1時間)
台湾旅行5日目は、台湾南部の港町・高雄を訪れます。高雄は、海や湖といった豊かな自然に囲まれた魅力的な都市です。都会の喧騒を離れ、雄大な自然を満喫しながら1日を過ごしましょう。
高雄は港町として栄えた歴史があるため、新鮮な海産物が豊富です。高雄を訪れた際には、ぜひ新鮮なシーフード料理を味わってみてください。港近くにある海鮮料理の屋台でテイクアウトして、海の景色を眺めながら食べるのもおすすめです。
▶駁二芸術特区(バクニゲイジュツトック):高雄駅からバスで約25分(No. 1號, Dayong Rd, Yancheng District, Kaohsiung City, 台湾 803)
駁二芸術特区は、高雄市にある複合アート空間です。かつて使われていなかった倉庫群をリノベーションして誕生したこのスポットは、「前衛」「実験」「イノベーション」をテーマに、個性豊かなアート作品が数多く展示されています。
倉庫内部だけでなく、屋外にも様々なアート作品が展示されており、オブジェやインスタレーションなど、独創的な作品が立ち並び、訪れる人の感性を刺激します。
非常に広いエリアに様々な作品が展示されているため、全てを見て回るには2~3時間が必要です。時間がない場合は、事前に見たい作品をチェックしておくと良いでしょう。
スポット名 | 駁二芸術特区(バクニゲイジュツトック) |
アクセス | 赤崁楼からバスで約20分〜30分 |
料金 | 大人:80 TWD〜(約380円〜) |
▶蓮池潭(レンチタン):駁二芸術特区からバスで約50分(813 台湾 高雄市 左営区)
蓮池潭は、台湾高雄市にある42haもの広さを誇る湖です。その名の通り、夏になると色とりどりの蓮の花が咲き誇り、辺りに芳醇な香りを漂わせます。湖のほかに、龍虎塔や春秋閣など、歴史ある寺院も見どころです。
龍虎塔は、湖上に建てられた双子の塔で、龍の口から入り、虎の口から出るというユニークな体験ができます。春秋閣は、蓮池潭のほとりにある中国様式の建物です。かつては皇帝の休憩所として利用されていたという歴史があり、現在は観光客向けの茶館として運営されています。
蓮池潭周辺は、レンタサイクルで回るのもおすすめです。風を感じながら、湖畔を自由に散策しましょう。
スポット名 | 蓮池潭(レンチタン) |
アクセス | 駁二芸術特区からバスで約50分 |
Day 6: 台北市内|最終日 - 帰国(高雄から高速鉄道で約1時間30分〜2時間)
最終日は、高雄観光を満喫した後、台北経由で帰国します。
高雄から台北への移動は、飛行機が便利です。高雄国際空港から台北松山空港まで、約1時間のフライト。早朝便に乗れば、午前中に台北に到着し、さらに観光を楽しむこともできます。
台北松山空港から羽田空港までのフライトは、約3時間です。夜19時ごろに帰国する場合、13時ごろまで高雄を観光することができます。また、台北松山空港には、展望デッキがあります。展望デッキからは、台北の街並みや空港を離着陸する飛行機を眺めることができるので、帰国前にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
\ LINEでツアーのアレンジやオーダーメイド旅行を無料見積り /
以下は、海外旅行予約ができる「たびチャット」のLINEで確認できるプランの一例です。
ツアー名 | 旅行代金 |
40,800円 | |
47,800円 | |
54,800~57,800円 | |
69,960~92,960円 | |
110,000円〜148,000円 |
旅行の日程や時期によって、航空券やホテルの価格は大きく変動します。実際の旅行費用を把握するためには、旅行予約サイト「たびチャット」を使って、ご希望の都市や日程でのお見積りを取得するのがおすすめです。
5泊6日で台湾旅行して観光もグルメも満喫しよう
本記事では、台湾の各地を巡る5泊6日モデルコースをご紹介しました。台湾には、台北以外にも、九份や台中、台南、高雄など、各地に人気の観光スポットが数多く存在します。豊かな歴史や文化、自然、グルメなど、どれも魅力的です。
台湾には、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、台湾の観光スポットを紹介していますので、参考にしてみてください!
\ 台湾の観光スポットを紹介している記事はこちらから /
【2024】台北以外で台湾旅行を満喫!おすすめ観光スポット20選
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルの台湾旅行を計画してみてください!