【2024】ジュネーヴ旅行の計画に役立つ!人気観光スポット15選
ジュネーヴはこんな場所!
ジュネーヴはスイス西部に位置し、国際機関の本部や事務所が置かれる国際都市です。国連ヨーロッパ本部(パレ・デ・ナシオン)があり、永世中立国のスイスならではの建物が多くあります。また、スイスで最も大きいレマン湖にある大噴水は、ジュネーヴのメインスポットです。その迫力のある姿は、ジュネーヴ市内の遠くの場所からでも見ることができます。
観光のベストシーズンは6〜9月頃で、夏にはレマン湖でアクティビティを楽しむ観光客で賑わいます。冬は寒く、時折マイナスになることもありますが、Bains des Pâquis(バン デ パキ)でサウナを楽しむのも醍醐味の1つです。
ジュネーヴは比較的安全な都市ですが、スリや置き引きには注意が必要です。また、夜間の単独行動には十分気をつけましょう。
ジュネーヴ旅行で押さえておきたい!定番観光スポット9選
ジュネーヴはコンパクトな街なので、公共交通機関を上手に活用して様々な観光スポットを巡ることが可能です。市内に宿泊する際には、滞在期間中に地下鉄、バス、トラム、シャトルボートを利用できるジュネーヴ・トランスポートカードがもらえます。
観光スポットを効率よく巡るなら、ジュネーヴシティパスがおすすめです。公共交通機関が乗り放題で、国際赤十字博物館やパテックフィリップ時計博物館などの観光スポットが入場無料または割引になります。24時間、48時間、72時間の3種類があり、料金は24時間で24CHF(約4,121円)、48時間で48CHF(約8,242円)、72時間で72CHF(約12,363円)です。
ここからは、ジュネーヴの定番観光スポットを9つご紹介します。
01|大噴水
ジュネーヴの街のシンボルである大噴水は、別名ジェッドーと呼ばれ、レマン湖の南岸から、毎秒500リットルの水を140mの高さまで吹き上げています。その迫力は、市内のどこからでも目立ち、特に夏場は多くの人で賑わいます。水しぶきで涼をとることも、この噴水の醍醐味の1つです。
夜になるとライトアップされるため、昼間とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
スポット名 | 大噴水 |
住所 | |
アクセス | Vollandesバス停より徒歩7分 |
02|The Flower Clock (フラワー・クロック)
The Flower Clockは、Jardin Anglais公園内にあり、約12,000本もの花や植物で彩られた巨大な花時計です。年4回植え替えられる花は美しいと評判で、撮影スポットとして人気があります。
世界最大と言われる時計の長針は、スイスの老舗時計メーカーであるパテックフィリップ社が製造を手がけました。時計製造の中心地でもあることから、衛星から送信された正確な時間を示しているのもポイントです。
スポット名 | The Flower Clock |
住所 | |
アクセス | Cornavin駅より徒歩15分 |
03|サン・ピエール大聖堂
美しい尖塔が特徴のサン・ピエール大聖堂は、旧市街の丘の上にある教会です。12~13世紀に建設され、その後の増改築でロマネスクとゴシック様式が混在したデザインとなっています。
16世紀にカルヴァンが宗教改革を行ったことで有名で、大聖堂内のカルヴァンの座った椅子は見どころの1つです。塔の頂上からはジュネーヴの街並みを一望できる展望台があり、眺望は抜群。レマン湖や山脈の壮大な景色を楽しむことができます。
スポット名 | サン・ピエール大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Taconnerieバス停より徒歩1分 |
04|壊れた椅子
壊れた椅子は、パレ・デ・ナシオンの前にそびえ立つ、平和と地雷の廃絶を象徴した巨大なモニュメントです。約12mある椅子の脚は4本目がなく、地雷で傷ついた人を表しています。
本来は、対人地雷とクラスター弾を禁止する条約のために期間限定で展示される予定でしたが、住人の強い希望により残されました。ジュネーヴのランドマークの1つとなり、今でも多くの観光客が訪れます。
スポット名 | 壊れた椅子 |
住所 | |
アクセス | Genève-Sécheron駅より徒歩15分 |
05|Bains des Pâquis(バン デ パキ)
Bains des Pâquisは市内の中心部に位置する公衆浴場で、ジュネーヴ市民の憩いの場です。夏は海水浴が楽しめ、併設しているレストランでレマン湖の大噴水を眺めながら食事することができます。冬は建物内のサウナで温まり、地元の人に倣って冷水の湖に飛び込むのも一興です。
定期的にコンサートや展示会などのイベントが開催されているため、一年中楽しむことができる施設となっています。
スポット名 | Bains des Pâquis |
住所 | |
アクセス | Geneva駅より徒歩13分 |
06|ジャーディン樹木園&植物温室
ジャーディン樹木園&植物温室は、パレ・デ・ナシオンからほど近く、レマン湖沿いにある植物園です。世界中の12,000種もの植物を扱っており、併設されている温室では、熱帯や地中海の植物を見ることができます。
入場は無料となっており、ジュネーヴ観光の合間に一息つくのにぴったりのスポットです。
スポット名 | ジャーディン樹木園&植物温室 |
住所 | |
アクセス | Genève-Sécheron駅より徒歩9分 |
07|パレ・デ・ナシオン
パレ・デ・ナシオンは、レマン湖に面したアリアナ公園内に位置する建物です。もともとは国際連盟の本部として使用され、現在は国際連合ジュネーヴ事務局が置かれています。
建物の前には各国の旗がずらりと並び、寄贈された美術品なども展示されており、見どころ満載です。普段は見ることのできない会議場の施設も見学することができ、貴重な体験ができます。人気のスポットなので、早めにオンラインで予約していくと良いでしょう。
スポット名 | パレ・デ・ナシオン |
住所 | |
アクセス | Genève-Sécheron駅より徒歩15分 |
08|ブランズウィック霊廟
レマン湖に面した好立地にそびえ立つブランズウィック霊廟は、ブランズウィック公の記念碑です。
彼は19世紀にドイツからジュネーヴに亡命して、市に莫大な遺産を残しました。その代わりに自身の名前が入ったこの記念碑を建てるよう命じました。入り口に2頭のライオンの銅像が置かれた壮麗なモニュメントは、今では観光スポットとして親しまれています。
スポット名 | ブランズウィック霊廟 |
住所 | |
アクセス | Alpesバス停より徒歩3分 |
09|ジュネーヴ美術・歴史博物館
ジュネーヴ美術・歴史博物館は、旧市街の東側に位置し、先史時代から現代に至るまでの約65万点にもおよぶコレクションを収蔵しています。その中でも美術、工芸、考古学の分野から厳選された約7000点が展示されています。
特に地下1階と地上階にある古代エジプトの展示数は、スイス最大級で必見のコレクション。2階の美術フロアにはピカソやモネの作品もあり、見ごたえ十分です。
常設展は入場無料なので、気軽に楽しむことができるおすすめのスポットです。
スポット名 | ジュネーヴ美術・歴史博物館 |
住所 | |
アクセス | Musée art et histoireバス停より徒歩1分 |
ジュネーヴで科学と人道の魅力を体感できるスポット3選
ジュネーヴには、人道支援を行う国際機関があり、その博物館も見逃せないスポットの1つです。また、素粒子物理学の世界最大規模の研究施設も魅力があります。
ここからは、ジュネーヴの科学と人道の分野を深く知ることができるアカデミックなスポットを3つご紹介します。
01|CERN(セルン)
CERN(欧州原子核機構)は、ジュネーヴ郊外に位置し、素粒子物理学を主に扱う研究機関です。世界中から集まった研究者や科学者が共同で研究を進めています。
施設の中心は、スイスとフランスの国境をまたぐように地下にある大型ハドロン衝突型加速器と呼ばれる巨大な装置です。この装置により、ヒッグス粒子を発見し、ノーベル賞を受賞したことで世界的に注目されました。
入場は無料で、毎日ガイドツアー(英語)が行われているので、興味がある方は事前にオンラインで予約してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | CERN |
住所 | |
アクセス | Maisonnexバス停より徒歩5分 |
02|国際赤十字博物館
国際赤十字博物館は、人道支援に貢献したアンリ・デュナンによって1988年に創設されました。インタラクティブな展示では、国際赤十字の150年にわたる歴史が学べます。また、無料で日本語のオーディオガイドを借りることができ、より理解を深めることが可能です。
紛争被害にあった証言者の展示や行方不明者リストの展示などには考えさせられる要素があります。
スポット名 | 国際赤十字博物館 |
住所 | |
アクセス | Genève-Sécheron駅より徒歩15分 |
03|国際連合ジュネーヴ事務局
国際連合ジュネーヴ事務局は、世界に4つある国連事務所のヨーロッパ本部で、パレ・デ・ナシオン庁舎内に所在しています。ニューヨークにある本部に次ぐ規模を持ち、国際的な会議や交渉が行われる重要な場所です。
無料のガイドツアーが用意されていますが、日本語ガイドは日程が限られているため、事前にオンラインで確認が必要。人気のツアーなので、早めの予約がおすすめです。
スポット名 | 国際連合ジュネーヴ事務局 |
住所 | |
アクセス | Genève-Sécheron駅より徒歩9分 |
ジュネーヴの自然を満喫!散策におすすめの公園3選
ジュネーヴはレマン湖や緑の多い公園など、自然に恵まれた都市としても知られています。中心部からそれほど離れていないため、気軽にアクセスできるのも魅力です。地元の人々のように、公園をゆったりと散策してみましょう。
ここでは、ジュネーヴの自然を満喫できる観光スポット3つをご紹介します。
01|Jardin Anglais(ジャルダン・アングレ)
Jardin Anglaisは、レマン湖のほとりに位置し、大噴水に面した緑豊かなスポットです。別名「イギリス公園」とも呼ばれ、その名の通り、ジュネーヴで初めて西洋のスタイルを採用しました。公園内の有名な花時計や美しい噴水などを見て回るだけでも、雰囲気を楽しむことができます。
公園内にはレマン湖を見ながら食事ができるレストランもあるので、散策の合間に優雅なひとときを過ごしてはいかがでしょうか。
スポット名 | Jardin Anglais |
住所 | |
アクセス | Cornavin駅より徒歩15分 |
02|グランジュ公園
グランジュ公園は、ジュネーヴで最も広大な公園で、傾斜した敷地には樹齢数百年を超える木々が数多く点在しています。麓にある広大なバラ園は、約200種類以上の品種のバラが一斉に咲き誇り、その華やかな光景はまさに圧巻です。
中央に位置する「Villa La Grange」と呼ばれる邸宅は、かつて重要な会談や会議に利用されていたため、荘厳な雰囲気を今もなお残しています。
スポット名 | グランジュ公園 |
住所 | |
アクセス | Genève-Eaux-Vives駅より徒歩13分 |
03|バティの森
バティの森は、ジュネーヴの中心部から南西にある市内最大の森です。アスレチックやピクニックエリアも備えており、子ども連れにもぴったりのスポット。夏には子ども用の水遊び場も解放され、地元の人々や観光客で賑わいます。入場は無料で、動物園ではクジャクヤギやミラーシープなど、スイスの絶滅危惧種の動物を見ることも可能です。
敷地内には緑豊かなテラス席のカフェやバーもあるので、歩き疲れたら一息つくのも良いでしょう。
スポット名 | バティの森 |
住所 | |
アクセス | Jonction駅より徒歩9分 |
ジュネーヴの魅力を余すことなく体験しよう
本記事では、ジュネーヴの定番観光スポットから3つの観光テーマ別スポットまで紹介しました。ジュネーヴは国際機関の中心地であるだけでなく、最先端の技術と自然が調和した街です。歴史ある名所や普段は、覗くことのできない研究施設を巡り、ジュネーヴの魅力を感じてみてください。
ジュネーヴにはまだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、ジュネーヴの1日モデルコースを紹介していますので、参考にしてみてください!
\ ジュネーヴの1日モデルコースを紹介している記事はこちらから /
→ジュネーヴの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
本記事で紹介したスポットを参考に、オリジナルの観光プランを立てて、ジュネーヴ旅行を楽しんでください!