【2024】マドリード旅行の計画に役立つ!人気観光スポット20選
マドリードはこんな場所!
スペインの首都マドリードは、ヨーロッパの西側に位置する異国情緒あふれる観光地。2021年にはアトーチャ駅とシベレス広場の間にあるプラド通りやエルレティーロ公園などが世界遺産に登録され、ますます注目が集まっています。ピカソのゲルニカを収蔵しているソフィア王妃芸術センターや、世界有数の名画を誇るプラド美術館など、芸術の宝庫です。
マドリード観光におすすめの季節は4〜10月頃で、夏場は暑いですが湿気が少なくカラッとした過ごしやすい気候です。マドリードは内陸部のため寒暖差が激しく冬は寒いですが、年末年始はクリスマスのイルミネーションで街中が綺麗に彩られます。
注意すべき点は、日曜と祝日は多くのショップやデパートが休業するところです。年中無休と書いていても年末年始は休業するところもあるので、事前に調べてから行くことをおすすめします。
マドリード旅行で押さえておきたい!定番観光スポット9選
マドリードでは、地下鉄が主な交通手段で、大部分の観光スポットに行けるようになっています。地下鉄をよく利用する場合は、あらかじめ一日券を購入しておくと良いでしょう。スペインの地下鉄は清潔ですが、まれにスリ被害があるので注意が必要です。
また、都市間の移動にはスペイン鉄道(Renfe)が利用でき、スムーズにアクセスできます。高速列車のAVEは、マドリードからバルセロナ、セビリア、バレンシアなどの主要都市へ約3時間以内で移動可能です。予約する座席によっては車内食が提供されることもあるため、優雅に列車の旅を楽しむことができますよ。
ここからはスペインのおすすめスポットをエリアごとにご紹介しますので、参考にしてください。
01|マドリード王宮
別名オリエンテ宮とも呼ばれる、1738年から1755年にかけて築かれた王宮です。17世紀に流行したバロック様式の建物で、白を基調にした外装は荘厳さを感じさせます。広間の天井は高く、見上げると額縁に入ったような四角い絵画がデザインされているのが特徴です。
入り口付近の大階段や広間はカメラを使用できますが、これ以上先は撮影できません。訪れた人にしか分からない景色が広がっているので、目に焼き付けてください。公式サイトで事前にチケットを購入しておくと、入場がスムーズです。
スポット名 | マドリード王宮 |
住所 | |
アクセス | Príncipe Píoから徒歩約20分 |
料金 | 65歳以上:7ユーロ(約1,110円) 大人:14ユーロ(約2,215円) 5歳未満:無料 |
02|エル・レティーロ公園
噴水やアルフォンソ12世のオブジェがあり、東京ドーム27個分の広さを誇る開放的な公園です。大きく育った木々やアート作品のような形をした植物を飾るセシリオ・ロドリゲス庭園も併設されています。公園内のパルテレ庭園ではピンクや白の花が咲き誇り、その先に宮殿がありますので、ぜひご覧ください。
園内にある池では、6ユーロ(約1,000円)でボートをレンタルでき、水上から異なる角度で景色を楽しめます。
スポット名 | エル・レティーロ公園 |
住所 | |
アクセス | Atocha Stationから徒歩約20分 |
料金 | 無料 |
03|マヨール広場
250年以上の歴史を誇り、統一感のある茶色の建物に囲まれた広場です。中心にはシンボル的な存在のフェリペ3世の像が飾られています。夜になるとライトアップされ、柔らかな光に包まれた雰囲気が魅力的。特にクリスマスの季節になるとマーケットが開催され、和やかな雰囲気が漂います。
広場周辺には飲食店が多くあり、マドリードの名物であるイカサンドイッチは多くのレストランで楽しむことができます。Cervecería JacintaやRestaurante DCorazonなどで、ぜひ味わってみてください。
着ぐるみの人物と写真を撮る場合、サービス料が請求されることがあるので、ご注意ください。
スポット名 | マヨール広場 |
住所 | |
アクセス | Solから徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
04|プエルタ・デル・ソル
地元の住民や観光者が多く集まり、いつも活気にあふれるマドリードを楽しむことができる広場です。カルロス3世や熊とマドローニョの銅像が飾られており、その名前には太陽の門の意味が込められています。夜になると、明るく輝くネオンの看板と店舗から漏れる照明が調和し、ロマンチックな雰囲気を醸し出しているのでおすすめ。
バロック様式の時計台は1768年に建てられ、大晦日には盛大なパーティーが目の前で開催されます。年越しの際には、鐘の音とともに12粒のぶどうを食べる風習がプエルタ・デル・ソルならではの魅力です。
スポット名 | プエルタ・デル・ソル |
住所 | |
アクセス | Solから徒歩約1分 |
05|シベーレス広場
レコレトス通りとアルカラ通り、プラド通りに囲まれた場所にある広場です。宮殿は白い外壁が目を引き、厳かな雰囲気が漂っています。広場の中央にある噴水は1777年にベントゥーラ・ロドリゲスによって設計され、美しく神秘的なデザインが魅力です。
夜にはライトアップされ、一段と華やかさを増し、日が暮れた後に訪れるのもおすすめです。ただし、道路の中央に位置しており車が通行しているため、記念撮影をする際には安全に注意しましょう。
スポット名 | シベーレス広場 |
住所 | |
アクセス | Recoletosから徒歩約15分 |
06|アルムデナ大聖堂
ネオクラシック様式やネオゴシック様式、ネオロマネスク様式が取り入れられた大聖堂です。110年の歳月を経て1993年に完成し、国王フェリペ6世とレティシア王妃の結婚式がここで行われました。外装と内装において建築のデザインには異なる特徴があり、18世紀から19世紀までの異なるスタイルが感じられます。
中に入ると、階段の上に聖母アルムデナの祭壇があるので、ぜひ敬意を表し祈りを捧げましょう。入口は2つあり、入場料が無料なのは道路側の入口なので、注意してください。
スポット名 | アルムデナ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | Príncipe Píoから車で約10分 |
料金 | 無料 |
07|テアトロ・レアル
1850年に建てられたものの、事故により1925年に閉館し、その約40年後の1997年に再び開館した劇場です。1977年には国定記念建造物に認定され、最優秀オペラハウス賞などの功績も獲得しました。外装は白で統一されシンプルな外観ですが、内装は赤やゴールドの華やかな色が基調になっています。
客席は1,958席あり、ボックス席を合わせると合計で1,990席になり、その多さが特徴です。迫力満点の公演を生で鑑賞できるので、ぜひテアトロ・レアルに足を運んでみましょう。
スポット名 | テアトロ・レアル |
住所 | |
アクセス | Príncipe Píoから徒歩約20分 |
料金 | 65歳以上:7ユーロ(約1,110円) 大人:8ユーロ(約1,300円) 26歳未満:7ユーロ(約1,110円) 5歳未満:無料 |
08|サンミゲル市場
1916年に開かれてから100年以上の歴史を持つ市場です。パエリアやタパスなどのスペイン料理を提供しており、地元の人や観光者の集まる場所として親しまれています。
食べ物のほかにもワインやビールの種類も豊富で、サンミゲル市場へ訪れるとお腹を十分に満たすことができます。ただし、価格はやや高めで、通常5ユーロ前後(約800円)のイカサンドイッチが10ユーロ(約1,600円)程度となります。そのため、グルメを楽しむ際には、予算を多めに持っておくのがおすすめです。
スポット名 | サンミゲル市場 |
住所 | |
アクセス | Solから徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
09|アトーチャ駅
マドリードの中で最大級と言われ、高速鉄道のAVEや地下鉄などの交通機関も整っている駅です。構内には約4,000㎡の広さを誇る植物園があり、まるで熱帯雨林にいるかのような景色が広がっています。
飲食店やお土産店も充実しており、出発までの時間を潰すのに困りません。ただし、トイレは基本的に有料で、無料のものは荷物検査場所を超えた先にあることに注意が必要です。
スポット名 | アトーチャ駅 |
住所 | |
アクセス | Solから車で約10分 |
マドリードを深く味わうなら、ぜひ訪れたい穴場スポット5選
せっかく観光をするのであれば、混雑を気にせずに落ち着いて楽しみたい人もいるでしょう。そこでここからは知る人ぞ知る5ヵ所のスポットを紹介していきます。
各スポットの特徴や注意点、ポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
01|ファロ・デ・モンクロア
細長いタワーの先に平たい円形の展望台が設置された、個性的なシルエットの施設です。高さ92mの頂上からは、建物が連なるマドリードを一望できます。ぜひアルムデナ大聖堂やマドリード王宮などを探してみてください。
夕方に訪れると、太陽が山に沈む瞬間を見られることがあり、おすすめです。ただし、天候によってはエレベーターを利用できない場合もあるので、注意しましょう。
スポット名 | ファロ・デ・モンクロア |
住所 | |
アクセス | モンクロア駅から徒歩約10分 |
料金 | 65歳以上:2ユーロ(約320円) 大人:4ユーロ(約640円) 7歳~14歳:2ユーロ(約320円) 6歳以下:1ユーロ(約160円) |
02|サバティーニ庭園
マドリード王宮の北側に広がる、ネオクラシック様式の庭園です。高く伸びた木々や円柱の植物アートなど、緑に囲まれた美しい景観が特徴。ベンチも設置されており、休憩を挟みながら、噴水や像をゆっくりと鑑賞することができます。池には、後ろに建つマドリード王宮が反射し、フォトスポットとして人気です。
スポット名 | サバティーニ庭園 |
住所 | |
アクセス | Príncipe Píoから徒歩約15分 |
料金 | 無料 |
03|オリエンテ広場
ナルシソ・パスクアル・イ・コロメルが、1844年に建てた歴史的な広場です。フェリペ4世の騎馬像がそびえ立ち、馬の後ろ脚だけでバランスを取った力強い姿が印象的。夜はライトアップされますが、頭部までははっきりと見えないので、日中の訪問がおすすめです。
スポット名 | オリエンテ広場 |
住所 | |
アクセス | Solから徒歩約10分 |
04|マドリード動物園・水族館
水陸両方の生き物を見られる、1972年に完成した動物園です。キリンやコアラ、サメやイルカなど、333種類もの動物が暮らしており、東京ドーム約5個分の広さを誇ります。
アジア、アフリカ、オセアニアなど、世界各地のエリアが展開されており、それぞれの地域の自然環境を再現した展示が魅力。イルカショーやアシカショーは迫力満点で、子どもから大人まで楽しめる人気のイベントです。
オウムなどの外来鳥類や、ハゲワシなどの猛禽類が飛行する見学プランも人気があります。施設内は広く、半日かかることもあるので、滞在時間は多めに見積もっておくことをおすすめします。オンラインチケットの方が安く手に入るので、あらかじめ入手しておくと良いでしょう。
スポット名 | マドリード動物園・水族館 |
住所 | |
アクセス | Lagunaから車で約5分 |
料金 | 65歳以上:16.9ドル(約2,700円)~ 8歳~64歳:19.9ドル(約3,150円)~ 3歳~7歳:16.9ドル(約2,700円)~ 3歳未満:無料 |
05|オエステ公園
西の意味を持つ「オエステ」という名前の通り、幻想的な日の入りを見られることで有名な公園です。公園内には紀元前2世紀に建てられたレンガ造りの四角いモニュメントがあり、夕日とのコラボレーションは、まさに絶景。
併設するバラ園では約3,000株のバラが咲き誇り、見頃の春から夏にかけては濃い紫色からグラデーションのある品種など、さまざまな色や形のバラを楽しむことができます。また、秋から冬にかけては木々が赤や黄色に色づき、美しい紅葉を眺められるところが魅力です。
夜に訪れる場合は照明が暗いので、足元に気を付けて歩きましょう。
スポット名 | オエステ公園 |
住所 | |
アクセス | Príncipe Píoから徒歩約15分 |
料金 | 無料 |
世界中の名画が集まるマドリードの美術館3選
マドリードには、世界三大美術館のひとつであるプラド美術館をはじめ、世界各国の美術作品を収蔵する美術館が数多くあります。誰もが知る画家や作品はもちろん、幅広い時代のコレクションを網羅しており、見ごたえがあるスポットばかりです。
その中からおすすめの美術館を3つ紹介しているので、参考にしてみてください。
01|プラド美術館
マドリードにきたらぜひ訪れてもらいたいのがプラド美術館です。ベラスケスやゴヤ、エル・グレコなどのスペインの画家たちの名画が集結しており、見ごたえある展示の数々は必見。
地上階にあるミュージアムショップでは、名画をモチーフにしたさまざまなアイテムを販売しています。旅の思い出にお土産を買って帰るのも楽しみの一つです。
スポット名 | プラド美術館 |
住所 | |
アクセス | Puerta de Atocha駅から徒歩11分 |
料金 | 15€(約2,370円) |
02|ソフィア美術館
ピカソの傑作「ゲルニカ」が飾られており、その大きさと迫力は圧巻。20世紀の近現代アートを中心に展示しており、ピカソやダリ、ミロの三大巨匠の作品は見る価値があります。
月曜から土曜の19時から21時、日曜の12時30分から14時30分は入場無料なので、その時間を狙って訪れるのもおすすめです。事前にオンラインで、無料チケットを受け取っておきましょう。
スポット名 | ソフィア美術館 |
住所 | |
アクセス | Puerta de Atocha駅から徒歩11分 |
料金 | 一般:12€(約1,895円) |
03|ティッセンボルネミッサ美術館
1992年にオープンした、茶色と白の塗装が印象的な美術館です。ティッセンボルネミッサ男爵とハインリヒ男爵のコレクションを展示しており、ヨーロッパの古典絵画から現代美術まで、幅広いジャンルの美術作品を収蔵しています。
2階にはフランドル派の画家、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンが1445年に描いた「聖ドミニコと聖マルティン」があります。この絵画は美術館で最も古く、かつ最も有名な作品の1つです。
日本語対応の音声ガイドも、18ユーロ前後(約2,860円)で利用可能。美術館は比較的静かに観賞できますが、月曜日やイベントシーズンは混雑する場合があります。入場制限がかかることもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
スポット名 | ティッセン ボルネミッサ美術館 |
住所 | |
アクセス | Solから徒歩約10分 |
料金 | 65歳以上:9ユーロ(約1,450円) 大人:13ユーロ(約2,100円) 学生:9ユーロ(約1,450円) 18歳以下:無料 ※月曜日無料 |
マドリードは魅惑の観光地!自分だけのプランを実現しよう
本記事ではマドリードのおすすめ観光スポットを紹介しました。マドリードは、スペインの首都であり、ヨーロッパでも有数の観光都市です。世界遺産や美術館、ショッピングスポットなど、さまざまな見どころが揃っています。
また、マドリードにはまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、マドリードの1日モデルコースを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
\ マドリードの1日モデルコースを紹介している記事はこちらから /
→マドリードの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
限られた時間の中で、マドリードの魅力を満喫するためには、事前に計画を立てることが大切です。本記事を参考にして、興味のある観光スポットや食べたいグルメなどを絞り込んで、自分だけのプランをアレンジしてみてください!