【2024】フィレンツェの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
フィレンツェはこんな場所!
フィレンツェは、美しい街並みと歴史に彩られたイタリアの代表的な観光都市です。街中はルネッサンス時代の建築物が数多く残されており、中世の世界に迷い込んだような雰囲気を味わうことができます。
また、フィレンツェは芸術の街としても有名で、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど、多くの巨匠の作品を鑑賞できます。代表的な美術館は、ウフィツィ美術館やアカデミア美術館などです。
さらに、フィレンツェは美食の街としても知られています。トスカーナ地方の郷土料理を味わうことができ、中でもフィレンツェ発祥のTボーンステーキ「フィオレンティーナ」は絶品です。
フィレンツェ観光をする時のポイント!
日本からフィレンツェへは直行便はないため、ミラノやローマなどの都市で乗り継いで行くのが一般的です。街中はコンパクトなので、徒歩やバスで主要な観光スポットを回ることができます。また、ピサの斜塔へのアクセスも良好です。
観光のベストシーズンは5月から9月頃までで、夏の間は日照時間が長く夜9時頃まで外に出歩くことができます。また、降水量も少なく、夏場でもカラッとした暑さで蒸し暑くなりません。ただし、イタリアの8月はバカンスの時期で、小さな店が閉まっていることがあるので注意が必要です。
フィレンツェ旅行で注意が必要なことは、スリが多いことです。地下鉄や観光名所などの人が多い場所では、カバンに手を添えてリュックは前に置くなど、防犯対策をしっかりとしましょう。
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1日目|フィレンツェで絶対行きたい!王道観光モデルコース
フィレンツェの街は、観光名所が中心地に集積しており坂道も少ないため、徒歩で気軽に回れます。少し離れた場所に行く際にはトラムやバスの路線が充実しており、移動手段として便利です。
ここでは、ドゥオーモ大聖堂や巨匠の絵画が並ぶウフィツィ美術館、歴史ある建築物を巡るモデルコースを紹介します。
8:00 ▶︎ カフェ・デル・テアトロ・ニッコリーニ(Caffè del Teatro Niccolini)
■バス停Piazza Adua駅より徒歩1分
大聖堂のメイン広場に向かう途中にある、落ち着いた雰囲気のカフェ「カフェ・デル・テアトロ・ニッコリーニ」。
ここでは、イタリア定番の朝食クロワッサンがおすすめです。イタリアでは「ブリオッシュ」もしくは「コルネット」といいます。プレーンのクロワッサンもふわふわで美味しいですが、中にクリームやピスタチオクリームが入ったものが人気です。
また、ラテアートのデコレーションも可愛いので、ぜひ注文してみてください。
スポット名 | カフェ・デル・テアトロ・ニッコリーニ(Caffè del Teatro Niccolini) |
住所 | |
アクセス | バス停Picci Duomo駅より徒歩1分 |
9:00 ▶︎ ドゥオーモ大聖堂(Cattedorale del Santa Maria del Fiore)
■バス停Piazza Adua駅より徒歩1分
ドゥオーモ(大聖堂)は、フィレンツェのシンボルとして多くの人に愛されている観光スポットです。正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオレ大聖堂」といい、ルネッサンス建築の特徴である赤い円形型の屋根「クーポラ」が目印。
14世紀に完成したドゥオーモは、100年以上もの歳月をかけて建設された建築の傑作。見どころは、大理石でできた荘厳な正面(ファザード)や天井を彩る巨大なフレスコ画、そして堂内を飾る美しい絵画です。
ドゥオーモ内は無料で入場できますが、別途チケットを購入してクーポラの中を登ると、フィレンツェの街を一望できます。世界遺産に登録されている街並みや赤い屋根の家々、イタリアの山脈は、まさに絶景です。
スポット名 | ドゥオーモ大聖堂(Cattedorale del Santa Maria del Fiore) |
住所 | |
アクセス | バス停Piazza Adua駅より徒歩1分 |
料金 | クーポラ:15ユーロ(約2,300円) |
10:30 ▶︎ サン・ジョヴァンニ洗礼堂(The Baptistery of St. John)
■ドゥオーモ大聖堂より徒歩1分
サン・ジョヴァンニ洗礼堂は、ドゥオーモ大聖堂の向かいにある「天国への門」と呼ばれる黄金色の扉が特徴です。イタリアの詩人ダンテやメディチ家の人々など、多くの著名人が洗礼を受けました。メディチ家は14世紀から15世紀にかけて銀行家、政治家としてフィレンツェの実権を握っていた人物で、多くの芸術家を支援していたことでも知られています。
フィレンツェで最も古い建物の一つである八角形の洗礼堂は、ロマネスク様式の傑作です。天井いっぱいに広がるキリストや聖人を描いたモザイク画は、芸術作品としても高い評価を受けています。
スポット名 | サン・ジョヴァンニ洗礼堂(The Baptistery of St. John) |
住所 | |
アクセス | バス停Piazza Adua駅より徒歩1分 |
料金 | 大人:15ユーロ(約2,300円) |
11:45 ▶︎ 幸運のイノシシ像(Fontana del Porcellino)
■サン・ジョヴァンニ洗礼堂より徒歩6分
フィレンツェの中心部にある新市場(Mercato Nuovo)には、幸運を呼ぶと言われているイノシシ像があります。地元市民や観光客から愛され、鼻だけが金色に磨き上げられているのが特徴。イノシシ像の頭を撫でると幸運が訪れるという言い伝えがあり、多くの人が訪れています。買い物や観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
スポット名 | 幸運のイノシシ(Fontana del Porcellino) |
住所 | |
アクセス | バス停Porta Rossa駅より徒歩1分 |
料金 | 無料 |
12:30 ▶︎オステリア・デル・ポルチェリーノ(Osteria del Porcellino)でランチ
■幸運のイノシシより徒歩1分
フィレンツェの伝統ステーキ料理「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」は、トスカーナ州で育った牛肉のTボーンステーキを、シンプルに塩こしょうで味付けして豪快に焼き上げたものです。中はしっとりしつつ、牛肉の旨みが凝縮されたジューシーな味わいが特徴。オーダーは2人前からで、サイドにはグリルポテトが添えられています。
スポット名 | オステリア・デル・ポルチェリーノ(Osteria del Porcellino) |
住所 | |
アクセス | バス停Porta Rossa駅より徒歩1分 |
14:00 ▶︎ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)
■オステリア・デル・ポルチェリーノより徒歩8分
ヴェッキオ宮殿はフィレンツェ共和国時代に政庁舎として使われ、メディチ家が住居に使用していた歴史ある建築物です。現在も市庁舎として使用され、一部は美術館になっていて塔に登ることもできます。
ヴェッキオ宮殿の見どころは、フィレンツェ共和国時代の500人の市民が出席する市民会議が開かれていた「五百人広間」です。広間は多くの彫刻と絵画に囲まれ、天井にはフィレンツェの歴史を表す絵画とゴールドで装飾されたフレームが並んでいます。
芸術作品の中には巨匠ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチの作品もあるので、ぜひ探してみてください。
スポット名 | ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio) |
住所 | |
アクセス | バス停Galleria Degli Uffiziより徒歩3分 |
料金 | 大人:12.50ユーロ(約1,980円) |
15:30 ▶︎ウフィツィ美術館(Uffizi Gallery)
■ヴェッキオ宮殿から徒歩3分
ウフィツィ美術館は、イタリアを代表する芸術家たちの作品が約2,500点展示されている世界有数の美術館です。ルネサンス美術を代表するラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの絵画を間近で鑑賞できるところが魅力。
見どころは、世界的にも有名なポッティチェリの「ヴィーナスの誕生」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「胎告知」です。ミケランジェロは彫刻家として有名ですが、ここでは絵画も展示されています。
館内は、フラッシュを使わなければ写真撮影も可能です。
スポット名 | ウフィツィ美術館(Uffizi Gallery) |
住所 | |
アクセス | バス停Galleria Degli Uffiziより徒歩1分 |
料金 | 大人:13ユーロ(約2,060円) |
18:00 ▶︎ ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)
■ウフィツィ美術館から徒歩2分
ヴェッキオ橋は、ローマ時代からあると言われているフィレンツェを横断するアルノ川に架かる橋です。橋の両脇には高級時計店やジュエリーショップなど、高級感あふれる店が並んでいます。
夜になると橋全体がライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。散歩やデートなど、さまざまなシーンにおすすめの場所です。
スポット名 | ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio) |
住所 | |
アクセス | バス停Borgo San Iacopoより徒歩1分 |
料金 | 無料 |
18:30 ▶︎ オステリア・デル・パヴォネ(Osteria Del Pavone)
■ヴェッキオ橋から徒歩5分
オステリア・デル・パヴォネは、洗練された空間でイタリアンを楽しめるレストランです。ダイニングルームのほかバーも併設されており、シーンに合わせて利用できます。
おすすめのメニューは、トリュフをたっぷり使ったパスタ「Taglierini with black truffle」です。イタリアで人気のフラットなパスタ「タリアテッレ」と、トリュフの香りが絶妙にマッチした一品を堪能してみてください。
デザートには、イタリアを代表するティラミスを忘れずにオーダーしましょう。マスカルポーネクリームとコーヒーのほろ苦さが、食後の余韻を演出します。
スポット名 | オステリア・デル・パヴォネ(Osteria Del Pavone) |
住所 | Via del Pavone, 1r, 50125 Firenze FI |
アクセス | バス停Frescobaldiより徒歩3分 |
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プラン名 | 金額 |
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2日目|フィレンツェでショッピング巡り!観光モデルコース
イタリアでハイブランドのショッピングを楽しみたい方は、バスを利用して少し遠くまで足を伸ばして見ましょう。
ここでは、イタリアブランドの博物館やミシュラン星付きのグッチレストラン、一流ブランドが並ぶアウトレットを紹介します。ブランドの歴史を深掘りしながらショッピングを楽しんでくださいね。
10:00 ▶︎ ザ・モール・フィレンツェ(The Mall Firenze)でショッピング
■フィレンツェ市内からバスで約50分
イタリアブランドが好きな人におすすめの場所は、アウトレット「ザ・モール」です。モール内にはグッチやプラダ、フェラガモ、フェンディ、モンクレールなど約40店舗あります。店舗の入れ替わりが多いので、事前に公式ホームページで店を調べておきましょう。免税カウンターもあるので、その場で免税手続きができるのもポイントです。
アクセスはフィレンツェ市内からシャトルバスが出ているので、事前に公式ホームページから予約してチケットを購入しておくのがおすすめ。乗車場所は、フィレンツェの中央駅であるサンタ・マリア・ノッヴェラ駅近くのバス停ピアッツァーレ・モンテルンゴ(Piazzale Montelungo)です。バスは朝9時10分発から、1時間おきに行きと帰りの運行をしています。
スポット名 | ザ・モール・フィレンツェ(The Mall Firenze) |
住所 | |
アクセス | 車もしくはバスで約50分 |
料金 | 大人:往復15ユーロ(約2,300円) |
13:00 ▶︎ トスカニーノ・ザ・モール(ToscaNino The Mall)でランチ
■ザ・モール内
トスカーナ州の郷土料理を堪能できるレストラン「トスカニーノ」。おすすめは、トスカーナ産のフレッシュチーズ「ブラータ」をトッピングしたパスタと、キャンティワインを使用したソースのラザニアです。
デザートにはトスカーナ伝統のアーモンドクッキー「カンツゥッチ」と、甘いワイン「ヴィン・サント(Vin Santo)」を試してみてください。伝統的な食べ方は、硬いカンツゥッチをワインに浸し、柔らかくしていただきます。
16:30 ▶︎ フェラガモ博物館(Museo Ferragamo)
■ザ・モールからサンタ・マリア・ノッヴェラ駅近くのバス停下車、徒歩12分
靴のラグジュアリーブランド「サルバトーレ・フェラガモ」は、フィレンツェで誕生しました。本店の地下1階には、創業者であるサルバトーレ・フェラガモの歴史や歴代のシューズが並ぶ博物館があります。1927年の創業以来、多くの有名人に愛され、展示品の中にはマリリン・モンローの靴型もあり歴史を感じる場所です。
また、フェラガモの靴だけでなく、アートやデザインの展示会も開催されています。ファッションの歴史や文化に触れながら芸術鑑賞を楽しむことができるのも、この博物館の魅力です。
スポット名 | フェラガモ博物館(Museo Ferragamo) |
住所 | |
アクセス | バス停Vigna Nuovaより徒歩3分 |
料金 | 大人:8ユーロ(約1,200円) |
18:00 ▶︎グッチ博物館(Museo Gucci)
■フェラガモ博物館から徒歩8分
グッチ博物館には、創業から現代までのグッチの歴代コレクションが展示されています。イブニングドレス専用のセレクションエリアやバッグルームなど、グッチのデザインの歴史や魅力を体感できる貴重なスポットです。
博物館内には、ノートやハガキ、エコバッグ、食器などの限定グッズを販売するショップもあります。グッチファンはもちろん、お土産探しにもぴったりです。
スポット名 | グッチ博物館(Museo Gucci) |
住所 | |
アクセス | バス停Condottaより徒歩2分 |
料金 | 大人:9ユーロ(約1,300円) |
19:30 ▶︎ グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(Gucci Osteria da Massimo Bottura)
■グッチ博物館敷地内
旅の最後は、ミシュラン星付きのグッチレストランで締めくくりましょう。店内はグリーンを基調としたエレガントな空間で、インテリアにはグッチのモダンなデザインが随所に施されています。食器はイタリアの老舗メーカー「リチャード・ジノリ(Richard Ginori )をグッチが買収したため、ジノリのテーブルウェアが使われています。
おすすめのメニューは、白トリュフを使ったリゾットやイタリアの伝統料理であるコーンの粉を使用したポレンタ、地中海風タラなどです。季節によってメニューが変更されるので、事前にホームページで確認しておきましょう。
スポット名 | グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(Gucci Osteria da Massimo Bottura) |
住所 | |
アクセス | バス停Condottaより徒歩2分 |
21:00 ▶︎ ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)
■グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラから車で約10分
ミケランジェロ広場は、フィレンツェ中心部から少し南東に離れた小高い丘の上にあります。この広場からは、フィレンツェの街並みを一望することができます。夜景は特に美しく、ライトアップされた大聖堂や街並みが絵画のように広がる風景が魅力。
冬場は空気が澄んでいるため、より一層幻想的な景色を楽しむことができます。夏場は9時ごろまで明るいため、サンセットを眺めるのもおすすめです。
スポット名 | ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo) |
住所 | |
アクセス | バス停Piazzale San Miniato下車すぐ |
フィレンツェの旅でファッションや芸術、建築の歴史を楽しもう
本記事では、フィレンツェの観光スポットを解説しながらモデルコースをご紹介しました。フィレンツェは中世の面影が残る古き良き街並みで、一度行くと誰もが惹きつけられる魅力があります。
フィレンツェには、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、フィレンツェの観光スポットを紹介していますので、参考にしてみてください!
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【2024】フィレンツェ旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット20選
芸術の巨匠が描いた絵画やイタリアのハイブランドの歴史、ショッピングなど、本記事から行きたい場所を見つけてみてください。そして、世界遺産の街フィレンツェで思い出に残る素敵な旅を実現させましょう。