【2024】ギリシャの1日モデルコース3パターン！観光スポットの見どころも徹底解説
ギリシャはこんな場所！
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ギリシャはヨーロッパの南東部に位置する国で、イオニア海とエーゲ海に面しています。ギリシャの気候は地中海性気候に属し、年間平均気温は約18℃前後です。ベストシーズンは平均気温が25℃前後の5月〜10月で、この期間はギリシャの温暖な気候を求めて世界中から旅行者が訪れます。
一方、12〜3月にかけては雨が多く、気温も5〜8℃ほどに低下するため、ギリシャでは寒冷な時期です。しかし、ギリシャの山岳地帯でスキーやスノーボードを楽しめるので、ウィンタースポーツを目的に訪れる人もいます。
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ギリシャには歴史的に価値のある神殿が点在し、その歴史は紀元前5世紀の古代ギリシャ時代までさかのぼります。これらの神殿は独自のギリシャ様式の建築で知られており、その荘厳さと精密さは他の地域では類を見ないものです。
ギリシャには27もの神殿があり、建設時期によって異なる特徴が見られます。ギリシャを訪れる際には、神殿巡りを楽しんで古代ギリシャ時代の歴史に触れてみましょう。
物価は年々上昇傾向にあり、外食には1日約10,000円ほどの予算が必要です。安いレストランでも、1食1,000円以上かかるのがスタンダード。食料品は日本よりも安価なので、節約を考える場合はキッチンのある民泊やゲストハウスの滞在を検討しましょう。
ギリシャで絶対行きたい！アテネの1日観光モデルコース
ギリシャの首都アテネは観光都市として知られていますが、意外に面積は小さく山手線の内側の面積の2/3程度です。コンパクトな都市なので、1日でアテネの主要な観光スポットを訪れるスケジュールを組むこともできます。
ここではアテネ観光のモデルコースとタイムスケジュールを具体的に紹介しますので、参考にしてみてください。
8：00 ▶︎ アクロポリス遺跡
■Acropoli駅から徒歩10分 （Athens 105 58 ギリシャ）
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アクロポリス遺跡は21の建築物からなる遺跡群で、全てを巡るには1時間〜1時間半ほどかかります。遺跡からはアテネの街を一望できるので、景色をゆっくり楽しむために混雑を避けて午前8時頃に訪れましょう。
9：30 ▶︎ MOKKA（モカ）
■アクロポリス遺跡から徒歩18分 （Athinas 44, Athina 105 51 ギリシャ）
「MOKKA」は1923年から営業を始めた老舗のカフェで、オリジナルのギリシャコーヒーが有名です。ギリシャコーヒーは、砂の上で専用の手鍋を使用してコーヒーの粉末と水を煮立てて作られます。濃厚さと苦みが特徴なので、飲む際は小さめのカップに粉を入れて、上澄みだけを飲むようにしましょう。
メニューにはケーキやクロワッサンもあるので、アクロポリス遺跡の観光後に朝食を食べに訪れてみてください。
10：30 ▶︎ 新アクロポリス博物館
■Acropoli駅からメトロで3駅（乗車時間4分） （Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42 ギリシャ）
新アクロポリス博物館は、アクロポリス遺跡の後に訪れることでギリシャの歴史についてさらに詳しく知れるスポットです。遺跡から出土した多くの品々が展示されており、遺跡観光を振り返りながら見学することができます。今回のモデルコースでの所要時間は、2時間〜2時間半程度が目安です。
13：00 ▶︎ ５Φ（ファイブフィー）
■ΑΓ. ΠΑΝΤΕΛΕΗΜΩΝからメトロで5駅（乗車時間8分） （Diocharous 31, Athina 161 21 ギリシャ）
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「5Φ」は、イノ・マギリオンと呼ばれる、日本の定食屋のような店です。1967年に創業された老舗として、観光者だけでなく地元住民からも人気が高いところがポイント。30種類もの惣菜を見ながら注文するシステムなので、食堂の感覚で選んでいくのも楽しみの一つです。
14:30 ▶︎ エルム通り周辺散策
■Police駅からバスで7駅（乗車時間13分） （Ermou, Athina 105 63 ギリシャ）
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エルム通りは、シンタグマ広場とモナスティラキ広場を繋ぐショッピングストリートで、人気のブランド店が軒を連ねています。エルム通りの隣にはアギアス・イリニ通りがあり、おしゃれなカフェが立ち並んでいるので、併せて訪れてみてください。
18：00 ▶︎ リカヴィトスの丘
■Monastiraki駅からメトロで2駅（乗車時間3分） （Athens 114 71 ギリシャ）
Facebook：Lycabettos Hill
リカヴィトスの丘はアテネ北東部に位置しており、アテネ市街地では最も標高の高い場所です。丘の麓から頂上まではケーブルカーでアクセスでき、所要時間は約2分程度。山頂からの眺めは素晴らしく、11〜3月は午後5〜6時頃、4〜10月は午後7時〜9時頃にアテネの街と夕日のコラボレーションを堪能することができます。
19：00 ▶︎ Orizontes Lycabettus（オリゾンテス リカヴィトス）
■リカヴィトスの丘ビューポイントから徒歩7分 （Aristippou 1, Athina 106 76 ギリシャ）
「Orizontes Lycabettus」はリカヴィトスの丘の山頂に位置し、美味しい地中海料理が魅力のレストランです。19時以降はアテネの美しい夜景とともに料理を楽しむことができ、アテネ観光の締めくくりに最適。魚介類はもちろん、ギリシャ料理でよく使われるラム肉料理も堪能できます。
古代ギリシャ文明を巡る！アテネ歴史探訪1日観光モデルコース
ギリシャの首都アテネは、紀元前8世紀頃に都市国家として成立し、現在もその中心地として栄えています。市内にはギリシャの歴史を知るための数々の博物館が点在しており、博物館巡りはアテネ観光の魅力の一つです。
以下では、アテネで主要な博物館を巡るモデルコースを紹介します。ギリシャの歴史に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
8：00 ▶︎ Coffee Lab Σύνταγμα（コーヒー・ラボ・シンタグマ）
■シンタグマ広場から徒歩4分 （Leof. Vasilisis Amalias 4, Athina 105 57 ギリシャ）
「Coffee Lab Σύνταγμα」は美味しいパンとコーヒーがあるカフェで、アテネ国立庭園の西側に位置しています。選べるパンの種類が豊富で、カラフルなクロワッサンは写真映えすることもあり特に人気です。
アテネ市内には他の店舗も点在しているので、観光の合間に立ち寄ってみるのもおすすめです。
9：30 ▶︎ アテネ国立考古学博物館
■Syntagma駅からバスで3駅（乗車時間13分） （28is Oktovriou 44, Athina 106 82 ギリシャ）
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ギリシャ国内の遺跡から出土した品々が展示されており、ギリシャの歴史を知るためには必ず訪れるべき博物館として知られています。展示品の中でも特に目を惹くのは「ミケーネの黄金のマスク」。マスクは紀元前1550年から1500年のもので、全て金でできていることから異様な雰囲気を醸し出しているところがポイントです。
館内には他にも数多くの貴重な品々が展示されており、全てをしっかり鑑賞するには2時間〜2時間半の時間を要します。
12：00 ▶︎ Oinomageireio Epirus（イピロス）
■アテネ考古学博物館から徒歩17分 （Filopimenos 4, Athina 105 51 ギリシャ）
「Oinomageireio Epirus」はギリシャスタイルの食堂で、レストランよりもカジュアルな雰囲気の場所です。1898年に創業された老舗でアテネ中央市場に位置しているため、地元の人々からも愛されています。
ギリシャの食堂では、陳列された料理から好みのものを選んで注文するシステムが一般的です。ここでも同様のシステムで注文できますが、決めかねる場合はスタッフにおすすめを尋ねてみましょう。
13：00 ▶︎ キクラデス博物館
■Monastiraki駅からメトロで2駅（乗車時間4分）（Neofitou Douka 4, Athina 106 74 ギリシャ）
この博物館では、紀元前3200年頃にエーゲ海のキクラデス諸島で栄えたキクラデス文明の出土品を中心に展示しています。館内には彫刻や陶器などの工芸品が展示されており、美術的な価値から美術館としての役割も果たしている博物館です。
所要時間は1時間半〜2時間程度なので、ギリシャの地で栄えたキクラデス文明の古美術品を鑑賞しに訪れてみましょう。
15:00 ▶︎Cycladic Café（キクラデスカフェ）
■キクラデス博物館併設（Neofitou Douka 4, Athina 106 74 ギリシャ）
「Cycladic Café」は開放的な雰囲気が特徴のカフェで、観光の合間の休憩場所として最適です。キクラデス博物館に併設されているため、博物館の見学後にぜひ訪れてみてください。
ドリンクメニューはもちろんですが、フードメニューも豊富なので、小腹が空いたときにもおすすめです。カフェの隣にはキクラデス博物館の関連グッズが販売されているので、お土産のチェックをしてみましょう。
16：00 ▶︎ ベナキ博物館
■キクラデス博物館から徒歩3分 （Koumpari 1, Athina 106 74 ギリシャ）
世界的に有名で様々な文明や時代の美術品が展示され、毎年多くの観光客が訪れている博物館です。創設者はギリシャ人のアンドニス・ベナキスで、博物館はアテネで彼が居住していた建物をそのまま使用しています。
館内では、遺跡の出土品や金細工、工芸品、民族衣装などが展示され、ギリシャの歴史や文化が紹介されています。見応えのある博物館なので、所要時間は約2時間程度を見込んでおくと良いでしょう。
18：00 ▶︎ Lithos Tavern（リソス）
■ベナキ博物館からメトロで移動（乗車時間2分）（Esopou 17, Athina 105 54 ギリシャ）
「Lithos Tavern」は、スタッフの丁寧な接客が評判の大衆食堂で、美味しいギリシャ料理を楽しめます。メニューが豊富で、地中海で採れたエビや貝類、魚を使用した料理はどれも絶品です。
ワインやビールもあるので、料理と酒を堪能しながら1日のアテネ観光を振り返ってみましょう。
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サントリーニ島で絶対行きたい！1日観光モデルコース
ギリシャ南東部に位置するサントリーニ島はアテネから約1時間でアクセス可能で、リゾート地として世界的に人気の場所です。青い屋根に白い外壁が特徴のブルードームは特に有名で、写真や映像で見て憧れを抱いた人も多いでしょう。
以下では、サントリーニ島を満喫するためのモデルコースとスケジュールを紹介します。サントリーニ島の中心地であるフィラを基点としたコースなので、宿泊先はフィラで予約しておくのがおすすめです。
6：30 ▶︎ フィラの町で日の出
■フィラケーブルカー乗り場から徒歩8分 （Ipapantis, Thira 847 00 ギリシャ）
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サントリーニ島の繁華街であるフィラは海抜約300mの高台に位置しており、島で日の出を楽しむには最適な場所です。フィラの町では、エーゲ海から昇る朝日に照らされたブルードームが美しく輝き、絶景と呼ぶにふさわしい景色を作り出します。
日の出の時間は時期によってばらつきがありますが、サントリーニ島では午前6時～7時の間に日の出を見ることが可能です。
8：00 ▶︎ Coffee Island（コーヒーアイランド）
■サンライズスポットから徒歩5分 （AGIOS ATHANASIOS THIRAS, Santorini 847 00 ギリシャ）
「Coffee Island」はフィラの中心地に位置しており、エスプレッソやカプチーノの人気が高いカフェです。パンやスナックも取り揃えており、店内のイートインスペースで朝食を取ることもできます。テラス席からはフィラの美しい街並みを眺めることができるので、ゆったりとした雰囲気の中で食事を楽しんでください。
店内ではコーヒー豆やインスタントコーヒーが販売されており、気に入ったものがあればその場で購入が可能です。
9：00 ▶︎ テラ先史考古学博物館
■Coffee Islandから徒歩4分 （Fira 847 00 ギリシャ）
Facebook：Museum of Prehistoric Thera
この博物館には、島内の遺跡から出土した品々が展示されており、紀元前3000年以前の先史時代を知ることができます。展示品の中には漁師の壁画や黄金のヤギの像など、一風変わったものもあるので、昔の人々の生活を想像しながら楽しみましょう。
博物館自体はそれほど大きくないため、所要時間は20〜30分程度を目安にしてください。
10：30 ▶︎ アクロティリ遺跡
■フィラからアクロティリ行きのバスに乗車（乗車時間40分）（Fira 847 00 ギリシャ）
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この遺跡はサントリーニ島の南西部に位置しており、アトランティスのモデルになったとも言われる場所です。かつて、アクロティリ遺跡は海底火山の噴火によって火山灰で埋没していた都市で、紀元前1600年頃まで栄えていました。
遺跡まではフィラからバスで約40分でアクセス可能で、運賃は2ユーロ（約320円）です。なお、遺跡見学の所要時間は、約30分を目安にしてください。
12:00 ▶︎ Naoussa Restaurant（ナウサ）
■アクロティリからフィラ行きのバスに乗車（乗車時間40分） （Fira Santorini Next to the Central Orthodox Cathedral of Fira Town Mitropoleos Fira Town, Thira 847 00 ギリシャ）
Facebook：Naoussa Restaurant
「Naoussa Restaurant」はフィラのケーブルカー乗り場周辺に位置し、リーズナブルな料金が評判の店です。サントリーニ島は観光地であることから、レストランの相場が1人当たり5,000円前後とされています。しかし、ここでは3,000円前後で美味しい食事や酒を楽しむことが可能です。
サントリーニ島ならではの新鮮な魚介類を使用した料理を堪能できるので、フィラの町を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
14：00 ▶︎ ワイン博物館
■フィラからカマリ行きのバスに乗車（乗車時間20分） （Bothonas, Βόθωνας, Vothonas 847 00 ギリシャ）
サントリーニ島では、ワインが名産品でもあり、島内にはワイナリーが点在しています。サントリーニ島でワインについて学びたいのであれば、ワイン博物館は必ず訪れるべき場所の一つです。博物館ではワイナリーやワインの歴史について展示されており、見学後はワインの試飲を楽しむことができます。
入館料は10ユーロ（約1,600円）と20ユーロ（約3,200円）があり、試飲できるワインの量が異なります。ワイン好きの方は、8種類のワインを飲み比べできる20ユーロのパッケージを選ぶのがおすすめです。館内では日本語が選択できるオーディオガイドを借りることができるので、英語が苦手な方も安心して見学できます。
16：00 ▶︎ カマリビーチ
■ワイン博物館からカマリ行きのバスに乗車（乗車時間10分） （Kamari Beach,Kamari Thira 84700）
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カマリビーチはフィラから比較的近いビーチで、火山灰を含んだ黒い砂浜を有するため「ブラック・ビーチ」と呼ばれていることで有名です。砂浜にはパラソルやビーチベッドのレンタルもあり、気軽にリゾート気分を楽しめます。
ビーチ沿いにはカフェも点在しており、美しい景色と心地よい海風を感じながらリラックスしたひと時を過ごすのもおすすめです。
18：00 ▶︎ Classico（クラシコ）
■カマリからフィラ行きのバスに乗車（乗車時間30分） （Ipapantis, Thira 847 00 ギリシャ）
「Classico」はエーゲ海に沈む夕日を眺めながらディナーを楽しめるレストランで、観光者から高い人気を誇っています。新鮮な海の幸を使った地中海料理を堪能でき、豊富なメニューはどれを選んでも間違いありません。
特におすすめなのがシーフードパスタで、エビやムール貝を使用した魚介の旨味たっぷりのパスタは日本人も満足の味わいです。ディナーの時間帯は混雑することがあるので、ホテルのスタッフに事前に予約してもらいましょう。
ギリシャ旅行のスタイルは十人十色、自分の旅を実現させよう
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本記事では、アテネやサントリーニ島を満喫するためのモデルコースについて紹介しました。ギリシャは遺跡や博物館など、歴史を学べるスポットがある一方で、おしゃれなカフェやレストランも点在しています。エーゲ海に面したギリシャならではの料理を楽しめるのも、魅力の一つです。
近年ギリシャは経済状況の悪化に伴って失業率が上昇傾向にあることから、都市部ではストライキやデモに巻き込まれないように注意しましょう。周辺の治安状況の確認を行うなど、正しい知識と対策方法を身につけて意識を高めながら不安を取り除いてください。
ぜひ本記事を参考にして、既存のツアーにはない自分だけの旅を実現させましょう！
