7割が海外客だった京町家旅館、ミレニアル世代に支持される理由とは

SNSを通じたイベントで若年層にリーチ
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京都で町家旅館を展開するNazunaは、インバウンド需要が失われたなか、現在も60%を超える稼働率を確保している。ミシュランガイドにも掲載されている人気の高級旅館で、コロナ前は70%が海外からの宿泊者だったという同施設は、いかにして国内の宿泊者を増やしたのか。代表取締役の大門真悟氏に聞いた。-はじめにNazunaについて、どのような宿泊施設なのかを教えてください。大門真悟氏(以下敬称略) 私たちは伝統的な建築物をリノベーションした宿泊施設を展開しています。現在は旅館型の「Nazuna」と一棟貸しの「...