【特別レポート】研究者、自治体目線での京都観光の課題

京都ウィーク最終日は、視点を変えて観光産業への学術的なアプローチにフォーカスする。話を伺ったのは、京都大学で観光や海洋分野における情報化を研究する笠原秀一氏と、京都自治体問題研究所で事務局長を務める池田豊氏。京都の観光が抱える課題を第三者の目線で紐解く。「観光立国」からオーバーツーリズムが生まれたのは何故か 自治体の問題や在り方を調査、研究する京都自治体問題研究所の池田豊氏は、観光立国構想の目的は当初、総合的な国づくりのなかで観光立国を標榜し、「住んでよし、訪れてよし」の地域を創造することにあっ...