新潟・妙高の旅館大丸が破産開始決定、負債5.7億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、新潟県妙高市の赤倉温泉で旅館「春秋の宿大丸」を経営していた旅館大丸は3月30日、新潟地方裁判所高田支部から破産開始決定を受けた。負債総額は約5億7400万円。同社は1953年6月に会社設立。旅館内には源泉掛け流しの大浴場があり、冬期はスキー客に多く利用されていた。しかし近年はスキー人口の減少などにより売上高は低迷。連続赤字で債務超過に陥り、過去の設備投資による金融負担も重く、資金繰りは逼迫していた。2018年5月期の業況も好転しなかったことから、事業継続を断念して...