復調の香港支える座席増、プロモーションも奏功ー「適正価格」注文も

テレビとSNSで需要喚起と刈り取り
LCC効果かレジャー需要が大幅増

香港へのアウトバウンド需要が回復している。2016年の日本人訪問者数は前年比4.1%増の109万2329人となり、今年も好調を維持。通年で12年以来となる110万人台の達成もこのままいけば確実といえる状況だ。このほど香港で開催された日本市場向け商談会「コントラクト香港」で、日本からのバイヤーが62名、サプライヤーが104社といずれも過去最多を記録するなど関係者の熱も入る。需要喚起の枢要を担う香港政府観光局(HKTB)が市場の現況をどう見るか、またどのような策を展開するか。同商談会に参加し取材した。1...