旅行者の安全のために-東京観光財団・災害対策セミナー(2)熊本地震の実体験から
鶴田社長は「熊本地震で起こったこと 旅行者対応における今後の課題」のタイトルで講演した。別府・ニューツルタ鶴田社長 「外国人客の対応に苦労」 熊本地震の際の別府市は震度6弱とされている。鶴田社長は「別府温泉中心部はガラスが割れる被害程度で体感としては震度5程度だったと思う。ただ、津波が怖かった」と振り返った。別府湾では歴史的に津波の経験があり、近年も南海トラフ地震や別府湾直下型地震が発生した際の津波の高さや到達時間などが周知されている。ホテルから指定避難所までは徒歩7分程度、津波避難ビルまでは徒歩3...