"今あるもの"磨きブランド化-小さな山村の挑戦 福井小浜・中名田地区(1)

少子高齢化、産業の衰退。まちの存亡を左右する不安要素を抱える地域にとって観光は未来へ導く光になる-。その思いで観光振興に取り組む地域が増えている。福井県小浜市の山間部、中名田地区もそのひとつだ。人口減少が進むなか、まちを支えてきたベテランから次代の担い手がひとつになって活発にアクションを起こしている。「今あるものを磨いてものにする」。活動は緒に就いたばかりだが、一歩一歩、住民の元気を担保に歩を進めている。活力低下歯止めへ 協議会設立でむらおこし 中名田地区は清流・田村川が流れる自然豊かな村。農業、林...