青森県の大丸旅館が破産開始決定、負債総額2.3億円

  • 2015年10月6日

東京商工リサーチ(TSR)によると、青森県平川市碇ヶ関の大丸旅館は9月17日、青森地方裁判所弘前支部から破産開始決定を受けた。破産管財人は中林裕雄法律事務所の鍋島正明弁護士で、負債総額は約2億3000万円。同社は1959年に岩手県花巻市の志戸平温泉の関連企業として、温泉旅館を創業。「あづましの宿『関の湯』」として、温泉や酒粕風呂、青森ヒバを利用した貸切風呂などを備え、県内外から利用者を獲得していた。しかし、近年は消費低迷の影響で売り上げが減少し、2014年6月期の売上高は約8000万円となり赤字幅が...