マレーシア航空、完全国有化へ、再建めざす
マレーシアの国営投資会社であるカザナ・ナショナルはこのほど、マレーシア航空(MH)の完全国有化を発表した。カザナは従来からMHの筆頭株主であったが、残る30.6%の株をカザナが0.27リンギで取得する。かねてからの経営不振に加えて2度の事件・事故で打撃を受ける中、経営再建をめざすもの。完全国有化の手続きは年内に完了する見込みという。カザナは発表の中で、今回の国有化は「再建の第一段階」であると説明。その上で、今後のプロセスでは、すべての関係者が緊密に協力してMHの運航体制やビジネスモデル、財務体質、人...