香川県の「ニュー観海」が破産開始決定、1933年創業の老舗旅館
東京商工リサーチ(TSR)によると、香川県小豆郡土庄町の宿泊施設「ニュー観海」が高松地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人は川東法律事務所の川東祥次弁護士が選任されている。負債総額は約1億8700万円。ニュー観海は1933年創業の老舗旅館で、瀬戸大橋の開通で集客が増えた1989年6月期には売上高約7億円を記録。1990年には露天風呂付きの展望大浴場を設置するなどしたが瀬戸大橋人気が長続きせず、また1993年には近隣に大型ホテルが進出したこともあり競争が激化したという。その後も、バブル崩壊などもあり...