TCSA、CS実現の観点で処遇改善を訴え、「添乗サービス成り立たない」
日本添乗サービス協会(TCSA)は2月26日と27日、東京と大阪で旅行会社と添乗サービス業の従業員を対象に「添乗シンポジウム」を開催した。TCSAの委託で添乗員の仕事や労働環境の調査を担当したマネジメント・デザインズ主任研究員の小倉千佳氏は、CS(顧客満足)を実現する添乗サービスのためには、ES(従業員満足)が重要であるとし、派遣添乗員の処遇改善のため、旅行会社と添乗サービス業双方に対して派遣料金など抜本的な見直しを訴えた。小倉氏によると、ESは賃金や労働条件の良さと捉えられがちだが、本来は「仕事と...