2013年海外旅行の減少要因-今、何が起こっているのか JTBFシンポジウム
プラス成長が予測されていた2013年の日本人出国者数だが、実際は2月以降は前年割れ。4月以降は2ケタ減の推移で、下げ止まりの気配は見えない。日本人の渡航先の約4割を占める韓国・中国の不振が最大要因だが、実はそれ以外のデスティネーションの伸び率も前年に比べて縮小している。7月17日に公益財団法人日本交通公社(JTBF)が開催した海外旅行動向シンポジウムで、主任研究員の黒須宏志氏は「中国・韓国のマイナスは特定が明らかな特殊要因によるもの。他の方面の減少に波及することはあり得ない」と指摘。現在の海外旅行市...