井手長官、11年国内宿泊平均2.17泊は「寂しい数字」、構造上の要因指摘
観光庁長官の井手憲文氏は6月22日に開催された記者会見で、「平成24年版観光白書」で2011年の国内宿泊観光の1人あたりの旅行宿泊数が2.17泊だったことに対し「あまり良くない。高かった2006年の2.74泊に比べて寂しい数字」と述べた。観光立国推進基本計画では2016年までに2.5泊をめざす目標だが、2006年以降、宿泊数は2.5泊を割り続けている。井手氏は、景気の停滞や若者層を中心した旅行離れ、有給取得率の低下など数字の伸び悩みには「構造的な要因があるのでは」との考えを示した。目標の達成には、ポ...