潜在力秘める西日本クルーズ市場、寄港増加を背景に
インバウンド誘致の一環として、クルーズ船の誘致に取り組む自治体が増えており、西日本ではその傾向が顕著だ。例えば、大阪港や境港、高松港、別府港、高知港の西日本5港は9月13日に客船誘致で連携した取り組みを展開する組織を立ち上げている。国土交通省の「2010年の我が国のクルーズ等の動向について」でも、2010年の港湾別寄港回数で上位10港のうち、1位の横浜、同率10位の東京以外は2位の神戸を筆頭にすべて西日本。外国船社に限ると横浜は7位に下がる。地域内での寄港回数が多くなれば、クルーズの周知につながる。...