インタビュー:トラベル世界常務取締役の渡辺孝雄氏

5月以降の販売好調、いち早い営業活動と独自の商品造成で

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、出国者数の減少や、海外旅行需要の低迷の一因となっている。多くの旅行会社が苦戦を強いられるなか、70歳前後のシニア層を対象に少人数でテーマ性の強いツアーを提供するトラベル世界は、5月以降の取扱人数を伸ばしている。このような状況下でなぜ同社は取扱人数を増やすことができたのか。同社の取り組みについて、常務取締役の渡辺孝雄氏に話を聞いた。-直近の取扱人数はどのように推移していますか渡辺孝雄氏(以下、敬称略) まず、3、4月は、震災よりむしろ中東の政情不安による影...