4月の訪日外客30万人割れ−単月でSARS以来、日本人出国者数は9%減

日本政府観光局(JNTO)によると、4月の訪日外客数の推計値は、前年比62.5%減の29万5800人となった。減少幅は地震発生後の3月12日から3月末日までの73%減より小さいが、3月単月の50.3%減を上回り、月次ベースでは過去50年で最大。単月の訪日外客数が30万人を割ったのは、SARSの影響を受けた2003年5月(28万8562人)ぶりで、4月単月では10年前(1991年の30万8949人)の水準を下回った。JNTOの分析では、東日本大震災による訪日旅行の回避や自粛傾向により、販売の低調が続き...