年間倒産件数、3年連続で減、負債額も縮小−破産が8割、楽観論にはクギ

東京商工リサーチ(TSR)によると、2010年通年の旅行業の倒産件数は42件であった。2007年が50件、2008年が59件、2009年が56件と50件台が続いていたが、3年連続で減少して40件台におさまった。負債総額も56億4100万円(前年:86億2300万円)となった。また、宿泊業の倒産件数は103件(同:128件)、負債総額は706億4800万円(同:1278億9900万円)であった。旅行業の数値についてTSRでは、リーマンショック以降、海外旅行需要が低迷していたものの、2010年は円高を背...