中部、インバウンドと貨物需要の確保で需要拡大へ−国際線長距離路線は死守

  • 2009年2月16日

中部国際空港代表取締役副社長の伊藤鎭樹氏は今期の業績について、「冬ダイヤの状況をふまえると経常損益で25億円程度の損失になるだろう」と見通しを示した。昨年の中国情勢の混迷や原油高による航空路線の縮小から世界的な経済危機に至るまでの市場環境を、「大波に台風が追い打ちをかけた」と表現。その環境下で「中部圏の強みであったビジネス需要が急激に減少した」とし、さらに国際線旅客便の運休や減便が進んだとの見解を示した。こうした現状に対し、中部ではまず3月から取締役は20%、執行役員は10%の報酬を自主返上するとい...