Marriott Bonvoy

名作映画で巡るニューヨーク(5)−『セレンディピティ』

「映画で巡るニューヨーク」の最後は、2001年公開のラブ・ロマンス『セレンディピティ〜恋人たちのニューヨーク』を取り上げる。ある映画のサイトでは「ニューヨークを感じさせる映画」の人気投票で1位に輝いたほど。「セレンディピティ」とは聞きなれない言葉だが、「偶然に幸福を発見する能力」というような意味で、映画の中では「幸福な偶然」として使われている。「偶然の出会い」も運命のうち。クリスマス・シーズンのデパートで、ひとつしかない黒のカシミアの手袋を、同時に手にしたジョナサン(ジョン・キューザック)とサラ(ケ...