渡航医学会、はしかの予防接種と英文証明書の携帯を推奨
日本渡航医学会は海外渡航者に対して、はしかの予防接種と接種したことを証明する英文証明書の携帯を推奨している。はしかは感染症の1つで、強い感染力を持ち合併症を引き起こすことが多いもの。全世界で毎年3000万人以上が感染し、そのうち87万5000人が死亡していると推計されている。世界保健機関(WHO)は2000年から排除計画を策定し、全ての小児に2回の予防接種の機会を与えることを推奨してきており、この結果アメリカやカナダなどでは既に国内伝播がほぼない、根絶に近い状態となっている。一方日本では対策が進んで...