成田、発着枠の捻出は限界、羽田・成田で首都圏の需要に対応するルールを

  • 2006年10月30日

成田空港の冬スケジュールの発着回数が出揃い、滑走路の使用率が97.4%となったことについてNAAは「ほぼ使い切った状態」との考えを示した。現在の年間20万回の発着回数を22万回とすること以外に大きな方策は無く、国際線について羽田と成田の原則を踏まえた上での議論が早急に求められる。今回の冬スケジュールでは国内線や予備の発着枠を国際線の発着に流用し、実質的に国際線の枠を拡充。さらに1時間あたりの発着回数を増やすことで、「使い勝手の良い時間のスケジュールが組むことができ、増便となった」もの。ただし、こうし...