成田・黒野氏、需要見通しを語る、旅行会社は09年の首都圏の需要約400万人増に向け中期的視野必要か

成田国際空港(NAA)代表取締役社長の黒野匡彦氏は2006年3月期連結決算の会見席上において、今後の需要見通し、国際線の動向について語った。2005年度の成田空港の発着枠の利用は年18.8万回、旅客数は年3033万7267人、このうち日本人は1904万5443人と、発着枠の伸びがないことには上限の20万回にほぼ近づいており、旅客面でもこれ以上の大きな伸びは期待できない。暫定平行滑走路については、国土交通省から北側に延伸することで2500メートル化を2009年ごろの完成を目途として動いており、NAAで...