近ツー、海旅回復、財務体質強化などで増益、今期も2事業に注力
近畿日本ツーリストの平成16年12月期決算は営業収益が前年比9.2%減の935億5800万円、営業利益は10.2%減の18億6200万円、経常利益は17.4%増の18億3100万円、当期純利益は15.1%増の11億6900万円であった。前期はSARSからの回復が最大の課題で、海外旅行については回復基調であったものの、国内旅行は台風、地震などの影響を受ける厳しい状況が一部で続いた。こうした中で、ECCを中心とする団体旅行とメイト・ホリデイによる個人旅行を2つの機軸とした事業展開へと再構成。海外旅行のホ...