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デルタ、個室型ビジネスとプレエコ搭載のA350導入へ、10月末から

  • 2017年9月20日

 デルタ航空(DL)は10月30日、デトロイト/成田線に新機材のA350-900型機を導入する。個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワンスイート」と、DL初のプレミアムエコノミークラス「デルタ・プレミアムセレクト」を搭載したもので、座席数は計306席。DLによると、米国航空会社がA350型機を受領するのは初めて。メディア向けに公開された機内を紹介する。

  • ビジネスクラス「デルタ・ワンスイート」の配列は1-2-1で、座席数は32席。全席から通路に直接アクセスすることができる

    ビジネスクラス

  • デルタ・ワンスイートは快適さとプライバシーを重視し、個室型に設計。各シートにスライド式ドア、隣接する中央の2席には可動式の仕切りを設けた

    シート

  • デルタ・ワンスイートにはフルフラットベッドを採用。シートの長さは193センチメートルから205センチメートルで、ベッド幅は55センチメートルから60センチメートル。周辺にはパソコンやヘッドフォン、靴などを収納できるスペース、シートごとに個別調整が可能な照明、コンセントやUSBポートなどを用意した

    シート

  • デルタ・ワンスイートには、18インチの個人用モニターを設けた。DLによると、18インチは米系航空会社では最大

    モニター

  • デルタ・ワンスイートのアメニティキットは、TUMIの製品を用意。また、寝具として形状機能付きのクッションも提供する

    アメニティ・寝具

  • デルタ・ワンスイートでは、シートをフルフラットにした際にリクライニングの調整などができるよう、卓上とシート横の2箇所にリクライニングボタンを設置した

    リクライニングボタン

  • 快適さを追求し、ホテルのような「Do not disturb」ボタンを設けた

    「Do not disturb」ボタン

  • プレミアムエコノミークラス「デルタ・プレミアムセレクト」の配列は2-4-2。シートピッチは約96.5センチメートルで、シート幅は約48.3センチメートル

    プレミアムエコノミークラス

  • デルタ・プレミアムセレクトは、約17.8センチメートルのリクライニングが可能。また、可動式レッグレストとヘッドレストも設けた

    シート

  • デルタ・プレミアムセレクトでは、ビジネスクラスと内容は異なるものの、TUMIのアメニティキットを提供する

    アメニティ

  • エコノミークラス「メインキャビン」の配列は3-3-3で、座席数は226席。これまで9インチだった個人用モニターは11.1インチに拡大した

    エコノミークラス

  • A350-900型機は今後、アジアなどへの長距離路線に使用する予定。現行のB747-400型機に比べると、1座席あたりの運航コストは約20%向上する見込みという

    A350-900型機