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ダイヤモンド・プリンセス、大浴場など新施設をフォーカス

  • 2014年5月15日

 プリンセス・クルーズは2014年の日本発着クルーズにあわせ、今シーズンから投入するダイヤモンド・プリンセスに約30億円もの大規模な改装を実施。プリンセス・クルーズ社長のジャン・スワーツ氏が「ダイヤモンド・プリンセスには日本のクルーズ市場に対する弊社の強い思いが反映されている」という通り、洋上で最大規模の日本式風呂「泉の湯」や寿司レストラン「海」の設置など、日本市場を意識した設備が投入された。

 4月17日からの2014年シーズンを前に、4月15日には旅行会社や業界関係者を対象にした就航記念式典と船内見学会、体験クルーズを実施した。その際に撮影した新装の施設を中心に、フォトニュースで紹介する。

  • 改装の最大の目玉、日本式風呂「泉の湯」。浴槽は内湯と屋根のない野天風呂がある。写真は屋根がない浴槽。海の景色とともに、上部からは洋上の風を感じられるかもしれない。雨でも営業するという。

    泉の湯、浴場

  • 2種類の浴場はデザインだけでなく風呂の設備も異なり、クルーズ中に両方を楽しめるような趣向が凝らされている。岩風呂ではサウナのほか打たせ湯がある

    泉の湯、打たせ湯

  • クルーズのサウナは狭いイメージがあるが、泉の湯は海側がガラス張り。海を眺める爽快感が味わえそうだ

    泉の湯、ドライサウナ

  • シャワーブースではなく椅子に座って体を洗えるのは、日本人にはうれしいポイント

    泉の湯、洗い場

  • 泉の湯のエントランスエリア。これまでのダイヤモンド・プリンセスになかった雰囲気。左右の門が浴場の入口。「岩の湯」「糸杉の湯」とタイプが異なり、毎日、男性・女性を入れ替える

    泉の湯、エントランスエリア

  • 泉の湯には屋内・屋外に休憩スペースがあり、スリッパも用意している。料金は90分20米ドルで、予約制。利用の仕方は「ちょっとひとっ風呂浴びる」というよりは欧米のスパスタイル。水着も持参し、ゆったり楽しみたい。

    泉の湯、休憩スペース

  • 泉の湯の脱衣所のロッカーは、ナンバー式のロックがつけられている。泉の湯には屋外のジャグジーと休憩スペースがあり、その際もここで水着に着替える

    泉の湯、脱衣所

  • 改装のもう一つの目玉、寿司レストラン「海(Kai)」。目を見張る豪華な店構え。和をモチーフにしながらも、米客船らしいデザイン

    寿司レストラン「海(Kai)」

  • 寿司レストラン「海(Kai)」はサン・プリンセスでの公表を受け、座席数は66席用意。カウンター席とテーブル席を設け、寿司や刺身などのほか、寄港地の地酒なども提供する。握り寿司は1カン3ドル(玉子)からだが、マグロやサーモンなど5ドル、5.50ドルの価格が多い

    寿司レストラン「海(Kai)」

  • 今回の改装では、さらに魅力的なショッピングができるよう、免税店もリニューアル。その一つが、高級時計コーナーで、オメガやロンジン、タグホイヤーなどが並ぶ

    免税ブティック

  • 免税店でも“洋上初”のフレグランス・バーが誕生。新作の香りが試せる。また、バーバリーやフェンディ、フェラガモ、コーチなどのブランド商品をそろえた新しい高級ブティック「ライムライト」もオープン。

    免税ブティック

  • ビュッフェレストラン「ホライゾンコート」もリニューアル。席数を拡大したほか、ケーキコーナーや、目の前で調理するアクション・ステーションも設置した。

    ホライゾンコート

  • スカイウォーカーズ・ナイトクラブの屋上にはスポーツコートも新設。パターゴルフもある。このほかインターネットカフェ、プラチナフォトスタジオなどの改装や、ウェディング・チャペルの移動など、既存施設もリフレッシュ。客室も14室増設した

    スポーツコート

  • 最上階デッキの船首には、大人のみの有料ゾーン「サンクチュアリ」。燈籠や仏像の彫刻が置かれ、アジアの雰囲気が満載

    サンクチュアリ

  • 15デッキの船尾。木の屋根のついたエリアは、泉の湯の屋外ジャグジーのところ。潮風に吹かれ、航跡を見ながらゆったりと過ごせそう

    泉の湯、ジャグジー

  • 就航記念式典後の旅行業界関係者向けの体験クルーズでは、ディナーに「オードリーヘップバーン特別メニュー」がふるまわれた。スター・プリンセスの命名式後にオードリーが食したメニューを再現したもので、2014年の日本発着クルーズ中にもふるまわれる。写真は牛テンダーロイン・フィレ肉 森のキノコのデミグラスソース

    オードリーヘップバーン特別メニュー

  • 記念式典・体験クルーズに2000名の業界関係者が集結し、ディナー時のメインダイニングは大盛況。イベント的に盛り上がる雰囲気にあわせてか、クルーもコミカルに撮影に応えた

    メインダイニングにて

  • 横浜にすっかり溶け込んでいるダイヤモンド・プリンセス。おおさんばしにプリンセス・クルーズの客船が停泊する景色は、この季節の横浜の新しい風物詩になりそうだ

    ダイヤモンド・プリンセス