フォトニュース:アイスランド南部と首都レイキャヴィーク

  • 2017年6月21日

 アイスランド航空(FI)はこのほど、欧米や中国などから20人超のジャーナリストやブロガーなどを現地に招き、ファムツアーを実施した。ヨーロッパ最大級の氷河で、アイスランドを代表する観光資源でもあるヴァトナヨークトルを描いた塗装機のお披露目を機に、南部の観光の魅力をアピールすることがねらい。日本からは本誌が参加し、一行は3日間でヴァトナヨークトルやその氷河湖、活発な火山活動により形成された「ブラック・サンド・ビーチ」などを訪れ、景勝地の宝庫と言えるアイスランドの自然を堪能した。南部の観光地に加えて、首都のレイキャヴィークの様子も紹介する。

▽関連記事
アイスランド航空がファムツアー、世界に魅力アピール

取材協力:アイスランド航空
取材:本誌 行松孝純

  • アイスランドには溶岩原が多く、基本的に樹木は生えていない。各地で植林が試みられているが大きく育ってはいないため「アイスランドの森で迷ったら」「座っていないで立ち上がればいい」というジョークがある

    溶岩原

  • 夕暮れ時に遠くに望む氷河の末端。南東部のホフン近郊のホテルから撮影

    氷河の末端

  • 湖を形成していないタイプの氷河の末端。車道の近くまで迫っていて迫力がある

    氷河の末端

  • ヴァトナヨークトルへの日帰りツアーでは、氷河の上をスノーモービルで走ることもできる。原付を運転できる人であれば特段の問題はない

    氷河

  • 雪が舞う氷河を時速30キロで走る。時々前方のスノーモービルが雪にかき消されて見えなくなるが、ガイドが伴走しているため心配はない

    氷河

  • ヴァトナヨークトルの最南部にある氷河湖のヨークルサルロン。ボートで氷塊の近くにまで迫ることができる

    氷河湖

  • ヨークルサルロンの氷塊は青さが印象的。長い時間をかけて圧縮されて気泡が抜けた氷は、太陽光のうち青い光だけを通すという

    氷塊

  • 立派な滝が多いのもアイスランドの特徴。写真は南部のセーリャラントスフォスで、落差は60メートル

  • セーリャラントスフォスでは滝壺の向こう側に回り込むことができる。音と水しぶきが強烈

  • アイスランドの天候は概して不安定で、滞在中はほぼ毎日が「曇り時々雨または晴れ」。その代わりに虹が頻出する

  • 最南端の町ヴィークの近くには「ブラック・サンド・ビーチ」として知られるレイニスファラがある。溶岩でできているため黒く、月面のような眺めが広がる

    ビーチ

  • 活発な火山活動は地熱発電に利用されている。近年は地熱による温室で野菜などが栽培されている

    地熱発電所

  • アイスランドは火山活動の活発な国で、各地に温泉が湧いている。地熱を利用した温水プールも多い

    温泉

  • 人口は首都のレイキャヴィークに集中しており、地方の街はいずれも小さい。カフェやガソリンスタンドが人々の交流の場となっている

    カフェ

  • アイスランドの近海は世界有数の漁場で、シーフードは日本にも輸出されている。写真はエビのグリル

    シーフード

  • 寒さに強く、毛と肉が取れる羊は重宝されている。写真はフレンチ風にアレンジされたラムのロースト

    羊肉

  • 地元産のアルコールは、ジャガイモなどから造った蒸留酒の「ブレニヴィン」やウォッカなど、度数の高いものが多い。珍しいところではブルーベリー酒もある

    アルコール

  • レイキャヴィーク中心部のバー。アイスランドでは酒類の販売に厳しい規制があるが、飲食店では自由に飲むことができる。ちなみにキャッシュレス化が進んでいるため、ビール1杯の支払いにもカードを使う

    バー

  • レイキャヴィーク中心部にそびえ立つ、独特なフォルムのハットルグリムス教会。手前は米大陸に初めて到達したと伝えられるレイフ・エリクソンの像

    ハットルグリムス教会

  • レイキャヴィーク中心部のチョルトニン湖は市民の憩いの場。いつも誰かが鳥に餌を与えている

    チョルトニン湖