【米国3州視察レポート前編】アリゾナ州、赤土の圧倒的な大自然・ネイティブアメリカン文化に魅せられる

  • 2024年12月12日

 2025年3月まで続く日米観光交流年、「ブランドUSA」による米国3州の観光促進のための視察取材でアリゾナ州・ニューメキシコ州・コロラド州を訪れた。公共交通機関やライドシェアを使いながら1週間で3州、消費者向けコンテンツも念頭におきながらの旅。単純な観光地巡りではない、アメリカの魅力を取材しながらのリアルひとり旅である。2回に分けてその充実の中身をレポートする。前編はアリゾナ州から。

空港から車で約20分、西部の大自然の中にリゾートホテル

 まず、訪れたのはグランドキャニオンへの入り口となる国際主要空港「フェニックススカイハーバー国際空港」から車で約20分(約20km)にある500室の広大なリゾート「シェラトングランド・アット・ワイルドホースパス」。空港から10車線はあろうかという高速に乗れば、すぐ赤土の砂漠、サボテンの生える西部の自然が待っている。そんな大自然の中、ネイティブアメリカンの2つの部族の定住地にできたリゾートホテルである。

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シェラトングランド・アット・ワイルドホースパスのロビーの天井画
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客室内含めネイティブアメリカンのアーティストの作品が館内を飾る

 アリゾナ州で唯一AAA(全米自動車協会)から5ダイヤモンドの評価を受け、レストランとスパはフォーブス5つ星という高評価を受けており、ゴルフコースも併設、MICE目的での利用も多い。オープンは、2020年10月とまだコロナ禍の時期ではあるが、アメリカではすでに反転した頃であまり影響はなかったという。空港から車でのアクセスがよく、砂漠の風土やネイティブアメリカン文化を味わえるリゾートとしての位置付けだ。

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1920年代にピマ族が編んで作ったバスケットトレーなどクラフトも展示されている
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広々したバンケットの廊下はホワイエとしても。コンベンションの利用も多い
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ホテル内レストラン「Ko’Sin」で出たバッファローのミートローフ。臭みはなくて美味しい